しのP日記

逆算された傑作

しばらくブログが止まっていたので「再開せねば・・・」というプレッシャーが心の片隅でチクチク。
ひとつでもプレッシャーから解き放たれたいので、ブログを書くことにします。

ロンドンの続きを書こうと思いましたが、もう8ヶ月も前のことになります。(時間が経つのは早い)
忘れてしまいましたので、最近観た映画についてのお話にします。

リュックベッソン監督「ニキータ」★spoiler warning★

あまりにも有名な映画なので、あらすじは割愛。
観ていない方は、予告編でも観てみて下さい。
YouTubeのリンクを貼って、皆さんのブログの様に映像を埋め込もうと思ったのですが、
やり方が分からないので、Youtubeで「ニキータ 予告編」で検索したら出てくる上から4つ目のやつを観て下さい。

この映画の感想はこの一言に尽きます。
「逆算された傑作」

リュックベッソンはとある日思い付きました。

三角関係の男女、女を失った2人が面合わせする。
女への想いをそれぞれが持ちながらも、女への愛情は一緒だと確認し合う。
そして共に女の幸せを願う。

-これだ!このシーンを俺は作りたい!-

そこからベッソンの化学反応が起こっていきます。

-が、しかしメロドラマにはしたくない・・・「スウィート・ノベンバー」も好きだが、俺は違う-
※スウィート・ノベンバーを好きなのは私です。

美しい風景と共に描かれる爽やかな恋愛映画は、ベッソンじゃあない。
でもとりあえず、モデル体系のヒロインは必須です。

-三角関係の男女の話、最後に女を失う男達・・・ありがちなシチュエーションだ-

そんなありがちな話を印象付けるには、複雑な男女関係にしてしまえばいい。
それも、考えられないような。。。。今までにないような。。。。
でもとりあえず、モデル体系のヒロインは必須です。

-女が殺し屋だったら?しかも美女。これはいいアイテムだ。-

女を殺し屋に仕立てた教官が、駄目だと分かっていながらも女を愛してしまう。
女も自分のために、男のために、その愛を見ようとしない。
だけど、押さえ切れない想いがこみ上げて別れのキスをする。
ここのキスシーンは最高の演出です。是非観て欲しい。
指導官の演技が胸キュンです。

-恋愛の要素以外にも何か欲しいな・・・-

そうです。恋愛の映画を作りたいなら真正面から恋愛映画にしない方が、本質的に恋愛映画になるんです!

-女は何故、殺し屋になるのか?-

殺し屋という職業、普通の感覚で考えるとあまりにも突飛すぎる。

-殺し屋になる選択をするか、死を選ぶか、そんなシチュエーションにしてしまえばいい!-

ってことはゴロツキの悪になります。
不感症で人間味のない不良娘。愛を知らずに育ってきた女。
そんな女が運命のいたずらで出会った男によって、生きていく喜びを見つけ、生身の人間になっていく。

-これは女の成長の物語で進めよう-


そうやって逆算されて作られた傑作。
あくまで私の感想なので、ベッソンの本当の心の声はわかりません!

何故、傑作なのかは観てみたら分かります。
というか、書くのが疲れてきました。

最後に!
メインビジュアルにもなっている、ニキータが体育座りをして銃を構えている画。
これがすごい!

冒頭に出てくる不良娘時代のニキータが強盗に入ったときに、同じ体勢をしているんです!
しかも銃も持っているんです!

メインビジュアルの方のニキータは、不良娘から脱却したニキータ。

何故、同じ体勢をしているのか?

それは、ニキータはいくら変わっても、か弱い女の子なのです。
泣き虫の殺し屋と言われるくらい、殺し屋だからといって決して強い訳ではないんです。

そこは変わってないんだよ。というメッセージなのではないかと・・・

改めて感想を書いてみると、やっぱり面白いなぁ。
もっかい観よ!


株式会社ボーダーレスWEBサイトへ

新着記事

カテゴリー