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日本人映画監督

基本情報>
行定 勲(ゆきさだ いさお 1968年8月3日~)
「if もしも~打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」などの作品で知られる、岩井俊二の後継者と目される映画監督。熊本県熊本市出身。血液型A型。
映像作品に対するこだわり>

原作を持つ作品を多く手がけ、そういった原作持ちの作品に関して監督はあくまで「職人」であるべきという持論を持つ。監督独自の作家性の強調よりも、作品が持っているテーマを抽出し表現することに意味があるとしている。そのために、大衆に向けた作品作りを心がけており自身を「商業的な映画監督」であるとしている。また、撮影現場においては絶対的な強者にはならないようにしている。過去に助監督として数多くの作品に関わってきた行定ならではといえる。監督の仕事は「僕は最初にキッカケをプロデューサーと一生懸命作っているだけ」と発言している。断定的に「こう」とはいわずに「たぶん、こう」という抽象表現が多いと自身を語っている。そのためか、撮影ではフィルムを大量に回し、納得のいくまでなかなかOKを出さないことでも知られる。だが、近年では多少の余裕や遊び心を大事にしているそうである。自身がターニング・ポイントとして韓国の釜山映画祭と釜山広域市が協力して発足させた「釜山プロジェクト」の一環として「カメリア」の「Kamome」を担当した際に、スケジュール通りに運ばない状況に直面し、「映画に対するスタンスや考え方にも変化が訪れた」と発言している。また、本人もしばしば自嘲的に語るように、たびたび不運に見舞われた監督でもある。監督デビュー作「OPEN HOUSE」は完成するも製作会社社長の解任騒動で上映は白紙に、そして2002年には辻仁成原作・中山美穂主演の「サヨナライツカ」の監督となるも、クランクイン直前に白紙に。だが、そのたびに潰れてしまわずに見事復活し、2004年公開の「世界の中心で、愛をさけぶ」の大ヒットにつながっていくことになる。

エピソード>
映画に興味を持ったのは父親からの影響による。といっても父親が映画の大ファンだったということではなく、小さい頃に地元・熊本で黒澤明監督の「影武者」が撮影されたとき、父親にロケ現場の熊本城まで連れて行かれ、何の許可もなく、関係者に知り合いがいたわけでもないのに、「中に入って近くで見て来い」と現場に放り込まれたことによる。このときに勲少年が感じた、映画の現場の熱気こそが、彼の映画監督へのスタートだったと後に語っている。

代表作品>
GO
世界の中心で、愛をさけぶ
北の零年

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