映画鑑賞以外の趣味は、いちおう音楽とか。中学時代はブラスバンド部でパーカッションやってたんで、ドラムが趣味になるんですかね。ドラムって、他の楽器よりもお金が掛からない(笑)。スティックさえあれば雑誌叩いたりして、それなりに楽しめます。あと、ピアノも少し弾けますね。他には散歩しながら色々と構想を練ったりとか。これもお金が掛からない。お金があれば映画撮りますよ。今も学生時代の映画仲間たちと一緒に、何かしら作っていますから。生活費以外のお金は全部映画につぎ込みたいですね、学生時代もずっとそうだったし。社会人になっても、プライベートで映画は撮り続けていきたいなと思っています。
“映画監督”に憧れてこの道に進んだのですけれど、かといって、特別にその肩書きにこだわっているわけでもないんです。将来もディレクションができる現場にいられれば、自分としてはそれがベスト。だから、CMでもPVでもドラマでも、いち映像制作者として、常にディレクションできる立場にいられるようになりたいです。そういう意味では、ボーダーレスを選んで良かったかなと思いますね。いろいろなジャンルの映像案件を請けているので、自分としてもスキルが上がっているのを実感できます。とはいえ…やっぱり、映画が好きでこの道を選んだのだから、最終的には『劇場公開映画の監督』、ここに辿り着きたいですね。商業ディレクターとしてちゃんと身を立てていくことがまず第一。そして、平行して本編のほうも作る手を止めないこと。その先に劇場公開できる映画があればなあと思っています。