イベント・フェス
イベント動画の活用事例で多いのが、イベントやフェスの当日、大型スクリーンで流すというものです。
イベントを盛り上げる演出の一部として、来場者の期待感や満足感を高める効果があります。イベント当日に使われる動画は大きく分けて3種類あり、それぞれ目的が異なります。
オープニングムービー
イベントの開幕時に流す動画のこと。来場者の心を瞬時につかみ、会場を盛り上げるだけでなく、イベントのメインテーマやコンセプトを伝える役割も持つ。
冒頭でカウントダウンを取り入れるなど、これからスタートするイベントに対して期待を抱かせるような演出・構成で作られているのが特徴。
アタックムービー
場面の転換や、表彰式など、イベントの要所要所で流す動画のこと。
来場者の注目を集めることが主な目的で、最後までイベントを飽きずに楽しんでもらうための演出の一環として使われる。
イベントのスパイス的な役割を持っているため、派手なCGやインパクトのある音響を取り入れた動画が多いのが特徴。
エンディングムービー
イベントの閉幕時に流す動画のこと。
イベント当日に撮影された映像をエンディングまでに編集し、エンドロールのように流すといった方法が多い。
当日の思い出を振り返ることで来場者にイベントの記憶を焼き付け、充実感を感じさせる効果がある。
展示会ブース
展示会に出展する際、のぼりやパネルと併せて動画を活用する企業が増えています。
新規顧客の開拓やプロモーションの場である展示会では、数多くの企業が出展・来場しています。展示会ブースの入り口にディスプレイモニターを設置し、来場者の導線上で動画を流すことで、ブースへの集客効果が見込めるでしょう。
動画の内容は戦略によって様々ですが、会場や目的によってサービス紹介と会社(ブランド)紹介などを使い分けて使用されているケースもあります。
例えば、主な目的がブースへの誘導である場合は、インパクトを重視したティザー動画※ なども有効です。もし誘導ではなく商談の補助が主な目的であるなら、サービスの特徴やベネフィットを伝えられるような動画が効果的といえます。
アイキャッチムービー
展示会ブースの前を通る来場者の足を止めるための"つかみ"となる動画です。
数秒で興味を引くキャッチコピーやダイナミックな映像演出を組み合わせ、視認性・インパクトを重視して制作します。
動きのある映像をループ再生することで、チラシやパネルだけでは伝えきれない世界観を、瞬時に印象づけることができます。
商品・サービス紹介ムービー
商品・サービスの特徴や強み、競合との違いを分かりやすく伝える、展示会のメインコンテンツとなる動画です。
実写・CG・アニメーションなど最適な手法を組み合わせ、限られた数分間の視聴でも「どんな価値があるのか」が一目で理解できるよう構成します。
担当者が説明しきれない細部まで補足できるため、商談の質向上にもつながります。
導入事例・お客様の声ムービー
実際のユーザーの声や活用シーンを映像化し、自社製品の信頼性・説得力を高める動画です。
インタビュー撮影と現場での使用シーンを組み合わせることで、「導入後のメリット」や「成果」をリアルに伝えられます。
初めて自社製品に触れる来場者でもイメージしやすく、商談ブースへの誘導やリード獲得に高い効果を発揮します。
展示会用動画の効果や活用事例、成功のポイントを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
YouTubeの効果的なプロモーション
イベント・展示会動画を、YouTubeチャンネルで公開している事例も多くあります。
自社のYouTubeチャンネルで動画を公開することで、継続的な商品・サービスのプロモーションにつながります。
また、過去に行ったイベントや展示会の様子を記録映像として残しておけば、未参加の方にも動画を通して雰囲気を伝えることができます。イベント開催前に過去のイベント動画を公開することで、出展を検討している企業や、来場参加を検討している一般の方へのPRとしても使えるでしょう。
イベントのオープニングやエンディングムービーの場合、主な目的は来場者の満足度アップです。どんな時に気持ちが高ぶるのか、どうしたら一体感や充実感などのポジティブな感情を生むことができるのかを考えましょう。
ビジネス目的の展示会の場合、動画の主な目的は集客や販売促進です。周囲がにぎやかな会場では音声が聞きとりにくくなる可能性を考え、遠くからでも目を留めやすい演出を入れるなど、工夫をしましょう。