ディレクター / PM原山 開都

最初にメールとチャットをチェックして、必要があればすぐに返信をします。その日にやることは前日のうちにリスト化してあるので、それを見ながらスケジュールを立てます。

カメラマンや照明、音声、スタイリストや美術などのスタッフさんへ連絡し、案件の詳細やスケジュールを伝えて人員を確保します。撮影機材をレンタルしたり、企画に合う衣装や小道具を探して手配するのもPMの仕事です。必要なものは案件によって違うのですが、大規模な撮影のときはその分手配するものも多くなりますね。

同じチームの先輩たちがよく誘ってくれるので、ランチは大体外に食べに出ています。僕は入社してまだ半年ほどですが、同期のスタッフよりもむしろ年齢が近い先輩方と行動する機会の方が多いかもしれません。

ディレクターから出された指示を基に、撮影スタジオを探します。内装や広さ、予算など細かい条件に合うスタジオをネットで検索して探すのですが、全て理想通りの場所というのはなかなかないので…意外と時間がかかってしまう作業です。

いくつかスタジオの目星をつけたら一覧にしてまとめ、ディレクターに確認してもらいます。OKが出たら、撮影日に合わせてスタジオの手配を行います。

配送で手配できないレンタル機材や小道具、衣装については、自分たちでピックアップ（受け取り）しに行きます。電車を使って1人で行くこともありますが、荷物が多くなると車を使って数名がかりになります。

撮影のための道路許可申請が必要な場合は、このタイミングで一緒に警察署に申請書を提出しに行くこともあります。

翌日の撮影に必要なものが揃っているかどうかを確認する大事な作業です。機材については動作確認を行い、使用する小道具や衣装が多いときはシーンごとに袋分けしておくこともあります。とにかく撮影がスムーズに進行できるよう、できることは全て済ませておく感じですね。

退社時間は日によって違いますが、撮影前日や当日は遅くなってしまうこともあります。急な台本の変更があったり、準備する小道具が多い案件などはどうしても時間をとられてしまいがちですね。

また、案件によっては編集作業やディレクションを任されることもあります。細かい仕事が多いので、タスク管理をしっかりして優先順位をつけていかないといけないと日々感じています。