ディレクター
山本 温貴
ディレクター
柴田 徹也
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ディレクター
山本 温貴
石川県出身。工業高校卒業後、大学へ進学。テレビ局やカメラアシスタントのバイトで動画制作の現場に関わるうち、ディレクターの仕事を志すようになる。卒業と共に上京、ボーダーレスに入社し、現在はディレクターとして活躍中。
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ディレクター
柴田 徹也
福岡県出身。高校生の時に見た映画に感銘を受け、専門学校へ進学。卒業後、フリーランスの演出部として映像制作に携わる。映画やCM・MV等を経験し、その頃からよく声をかけてもらっていたボーダーレスの雰囲気に惹かれ入社。
撮影現場で大切なものを知る
お二人で関わった印象に残っているお仕事などはありますか。
山本
助けていただいたことはたくさんあります。
僕がAD(アシスタントディレクター)だったころは会社でADを行う人は少なく、たびたび柴田さんに声をかけて撮影現場の進行をお願いしていました。
柴田さんはテキパキと進める反面で口調などは温厚なままで、現場の雰囲気がいいんですよね。それを見てやってきたので、今僕が現場の雰囲気をほめてもらえるのは柴田さんのおかげというか。
柴田
ボーダーレスに入る前は、私自身叩き上げで現場からやってきました。当時は世代的にもとても厳しく、怒号が飛ぶ現場も珍しくありませんでした。
でも当時を振り返ると、怒られてやる気が出る人って1パーセントもいないんですよね。
それならば99パーセントが喜んでくれるような優しさをもって指示するべきだとは思っていました。
山本
僕が現場で準備やセッティングなどをしていると、「俺が準備のほうをするから、今回は山本くんが進行をやりなよ」と僕たちを育てながら任せてくれることも多く、それも印象に残っています。
柴田
ボーダーレスはグラフィックの案件も多く、現場進行するチャンスがあまり多いわけではないので、実際に経験して作業を覚えてほしいと思っていました。
山本
ほかにもカメラマンに対して「さっきとアングルが被りますよ」とか「このつながりだと悪くないですか」など、演出も考えて進行するところがすごいんですよね。
柴田
できるだけ視野は広くなければ務まらないでしょうし、コミュニケーションも幅広く取らないといけないところもありますよね。
山本
柴田さんのように考えてものを撮ったり作ったりしていくことが、いい仕事になるのだなと思いました。
柴田
ボーダーレスは、ディレクターが直接お客さんとやり取りすることも多いため、そこでニーズを聞き出す力などにも生きてくるのかなと思っています。
お互いが知る魅力
お互いに尊敬するところ、見習いたい部分はどこですか。
山本
柴田さんはとにかく現場での判断が早い。
柴田さんが助監督だったときからすごいと思っていたのは、監督やカメラマンに対しての演出やアングルの提案をするだけでなく、そのスピードの早さです。
コンテがなく台本だけが渡される撮影でも、演者さんの動きを見て「ここはこうするほうがいい」といった判断も早いんです。僕もそうした演出ができるようになりたいなと思います。
柴田
各シーンやカットの中で「ここが一番大事」というポイントが必ずあって、そこをどう撮るかが重要なんですよね。
それ以外は、そのポイントを引き立てるための過程でしかないというか。
例えば、「このセリフを際立たせたい」というときに、一度引く演出も大切なんです。そうすることで次の寄りが際立つというか。
山本
僕は普段から、柴田さんにカット割り台本をみせてアドバイスをもらったりしています。
そういうのを聞けるのは柴田さんだけなんですよ。
柴田
私が思う山本くんのいいところは、とにかく人当たりがいいところ。どのお客さんでも現場の空気がとてもいいし、これは才能ですね。
山本くん自身が意識して徹底している部分でもあるとは思うし、それが紛れもなく実行されていてすごいなと思います。
山本
お客さんは本当に千差万別なので、その辺りは難しさでもあり、大切な部分だと思っています。
柴田
私は山本くんが入社したときから知っているんですよね。
そのときはADからスタートして、それほど月日が経っていないのに今では社内でも優秀なディレクターになっていて成長がすごいです。
得意分野を存分に
ここは得意だというところはありますか?
柴田
山本くんはいい画を撮るし、カラーコレクションがとても綺麗です。
カラコレは個性が出がちなのですが、山本くんは「お客さんの求める綺麗」が出せる人なんです。
撮影もできるし、機材やカメラも触れる。ボーダーレスのディレクターの中で、今一番オールマイティーに動ける人なのではないでしょうか。
山本
嬉しいですね。
でも企画が通り始めたのは、ここ2年くらいなんですよ。最初はいくら書いてもうまくいかず、パソコンのデスクトップには入社から出し続けて不採用になってしまったものが大量に (笑)。
企画を考えるのは好きですが、文章にして書くのは未だに試行錯誤ですね。
柴田
私は、お客さんが抱えているまとまりきれない思いを言葉にするのは割と得意です。
山本
その風景は現場でよく見ますね。 すごいなと思うところは、「ここは言ったほうがいい」「ここは今回捨てましょう」と、不要な部分と不可欠な部分を的確に判断して説明するところなんですよね。
柴田
実際にお客さん自身には伝えたいことや話したいことが大量にあって、それを大切にしているのは分かるのですが、全て詰め込むととんでもない時間の映像になってしまうんです。
そこを見極めて適度な動画時間にまとめるというのは私の仕事で、「ここを強調することで独自性が出ますよ」とか、「ここを利かせることに意義があって、見る人に刺さるポイントになりますよ」などは提案するようにしています。
山本
素晴らしいです。
それに柴田さんの声のトーンや話し方は言いたいことを引き出されそうな気がしますし、とても大事だと思います。
お客さんの思いを引き出すための質問は大切なのですが、的を射る質問って本当に難しいんですよね。
私は外れてしまうこともありますが、柴田さんはそれがないんです。
柴田
私は単純にお客さんの話を聞くのが楽しいんですよね。
自分が知らない世界の話を聞けるのを楽しんでいるというか。
自身の力を試す未来を
最後に、今後どのようなチャレンジをしたいですか?
山本
たくさんありますが、1つは自分の企画を通して僕らしい案件を作りたいと思います。
「よくある企画」ではなく「僕でなければできない企画、個性を活かした企画」が仕事につながれば、それが一番うれしいことです。
「山本が作ればこんな作品ができるんだ」と思ってもらえる企画として選ばれ、それを仕事につなげていくことが目指すところです。
柴田
私は、ドラマやストーリー調のものを撮りたいと思っています。
「この商品を売りたい」「会社のブランディングしたい」というお客さんは多くいても、ストーリー調のものを作りたいと言われることってほとんどないんですよね。私はそうしたお客さんの求めるものを、ストーリー調の作品で叶えてみたいと思っています。
山本
私も「人を撮りたい」と思っていて、柴田さんと同じくドラマやストーリー調のものも撮りたいと思っています。
これまで演者さんを使った撮影をしていますが、場数が足りないなと感じることも多いので、そういう案件を増やして行きたいですね。
柴田
この目標を叶えるためには、確かな説得力をもった企画を出すことが一番の近道かもしれませんね。
ボーダーレス
お二人とも、貴重なお話ありがとうございました!
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