チーフプロデューサー
三島 一浩
プロデューサー
皆川 一毅
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チーフプロデューサー
三島 一浩
複数の映像制作会社でテレビ番組やミュージックビデオなどの制作に携わり、その後フリーディレクターとして独立。2017年にボーダーレスへ入社し、現在はチーフプロデューサーとしてチームを引っ張る存在に。
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プロデューサー
皆川 一毅
声優・ナレーターとして10年業界で活動し、その後制作サイドで働くことを決意し2022年にボーダーレスへ入社。プロデューサーチームにて前職のスキルを新規案件の成約などに活かす。「ただいま成長中!」
プロデューサーであること
そして互いの長所とは
プロデューサーとしての役割をどうお考えですか。
皆川
お客様からのご依頼があった際の窓口となり、ご希望に沿えるよう予算やスケジュールなどを調整して完成品に導くことだと思っています。
同時に制作チームがスムーズに仕事ができるように調整するのも大切な役割ですね。
三島
そうですね。特に制作に慣れていないお客様は想いを言葉にして表現するのが難しい面もあると思うので、映像制作に何を求めておられるのか会話の中から分析したり、引き出して言語化したりする手助けも大切です。
皆川
お客様それぞれの映像制作の経験に見合った対応が求められますよね。
制作経験がないお客様に対しては、より具体的に想像してもらえるようなヒントや提案を行うという面で、一種のアドバイザーのような役割もあるかもしれません。
逆に、慣れているお客様にはボーダーレスがほかの制作会社とどう違うのか、「こんなところで勝負が仕掛けられます」と先陣を切って伝えていくような役どころでもあります。
三島
制作にあたっては、なぜその金額が発生するのか、なぜそれほど人が必要なのかなどを説明して納得してもらうのも、とても大切なことですよね。
皆川
そうですね。金銭面は不明瞭な部分なく納得いただけるよう、説明していかなければなりません。
お客様からすると、役者さんなどの「人」にかかるお金は、なかなか判断がつかないところですよね。
有名人の出演には大きな費用がかかることを私たちが説明しなければ、気づかないうちにお客様の思いがどんどん独り歩きしてしまうため、しっかりお伝えしているところです。
お互いの見習いたいところ、すごいなというところはどこでしょうか。
三島
皆川さんは人の懐に入り込むのがうまいですよね。
新規のお客様に対しても物怖じせずにすぐに全開でぶつかって行き、どんどん親しくなってしっかりご要望を引き出していくという仕事のスタイルは、私には難しいものなのですごいなと思いますね。
皆川
私はそのように勢いで走ってしまうため、ケアレスミスをしたり詰めが甘かったり、聞いておけばよかったと後悔することも多かったり…。
その点で私が三島さんに憧れているのは、緻密にスケジューリングしてバランスを見ながら完遂させるところです。
ヒアリングやリサーチの徹底はさすがだと感じます。私は入社当初から、毎日のように三島さんのもとに通って質問してきて、先生のような存在だと思っているんですよ。
これからも教えてもらいたいことがたくさんあります。
三島
皆川さんは質問とともに現況や考えも伝えてくれるので、プロデュースチームをまとめる私にとって状況が把握しやすく、とてもありがたく感じられるのです。
ボーダーレスは、一つのチームとしてほかの人のミスをフォローしつつ、いいところはどんどん伸ばしていける会社です。
その点で皆川さんは長所を活かして順調にお客様の信頼を得て成績を伸ばしているので、次期エースではないかと期待しています。
映像制作が与えてくれる気づき
これまでの仕事で印象的な経験をお聞かせください。
皆川
私とって勉強になり視野が広がったのは、通販番組です。通販番組は特に薬機法や情報表示についてなど、台本考査の段階から気をつけて練り込まなければならない点が多くあります。
また一歩間違えれば、自分たちだけではなくお客様にも大変なトラブルを招いてしまうため、台本作成の際にピリピリと空気が張り詰めていたのも印象的でした。
一方、ある案件では商材の愛用者のご自宅に伺ってインタビュー動画を撮るというものがありました。その際には東京都内だけではなく、軽井沢の山奥の別荘地にも行き、様々な世界観をもつ方々に触れるなど、その出会いは興味深いものでした。
その中で「台本に縛られたくない、生の声で喋ってもらいたい」という先方の希望のもと、台本のないインタビューを1時間ほど行い、同時進行で書き起こしつつ、そこから捻りだした構成で30秒のシーンを作るという大変な制作の裏側も印象に残っています。
入社2年目であった当時には十分すぎる経験値が積めたと感じました。
三島
私は、保険会社の再現ドラマの制作が印象に残っています。これまでテレビで流す数分のものであれば経験がありましたが、ドラマ仕立てのVP(VideoPackage)を作り込む制作は初めてでした。
VPはテレビ放送とは違い、誰もが際限なく見ることができるため、様々な部分で指摘を受けやすいものです。スタッフが見切れていたり、違和感や不自然さを与えてしまったりというのは決してあってはなりません。その中で再現ドラマを作るとなると、非の打ちどころがなくなるまで細部に渡り確認を行います。
また、抜け(背景)の部分への配慮、小道具での人物像の表現など、これほど難しいものなのだと感じました。
私の長いキャリアの中でもプロデューサーながらにとても勉強になり、ぜひ今後も制作に携わっていきたいと思わせてくれた作品です。
お客様からの信頼
お客様からいただいて嬉しかった言葉などはありますか。
皆川
あるお客様は、他社での経験で「任せておいてもらえれば大丈夫です」という先導の仕方に、手出しできないもどかしさを抱えていたそうです。その点で「ボーダーレスは話しやすい上に、親身になって自分たちの理想にしっかり歩み寄ってくれるのがすごく嬉しかったです」と言っていただきました。
私自身もボーダーレスはぐいぐいと先走るのではなく、しっかりお客様に寄り添って併走できるスタッフが多く、それが会社の魅力の一つだと思っています。
ほかにも、「客にとって不利益となることをきちんと示してくれるので信頼できる」といっていただくこともありました。お声がけを続けていただける理由はそこにあるとお聞きし、嬉しく感じましたね。
三島
そうですね。プロデューサーもクリエイティブも含めたチームとして褒めてもらうことが多く、「ボーダーレスさんはとても対応よく制作してくださって、いつもありがとうございます」とおっしゃっていただけたりします。嬉しい言葉ですね。
皆川
撮影中に緊張されている方に対しても朗らかに接して緊張を解きほぐし、気分をあげてもらうことに長けたスタッフも多いですよね。お客様の中にはまるで息子や娘、ファミリーのように接してくれる方もいて、愛されているのだと感じます。
一方では、そういった内面だけでなく「やっぱりプロに任せてよかった」と制作の過程や完成品に対する評価もいただけて、技術面でも十分に信頼してもらえているのも嬉しいところです。
映像業界の移ろい
最後に、映像業界の現状や今後をどう見ておられますか。
三島
二極化が進んでいるという印象です。テレビCMで流すブランディングムービーなど、しっかり資金をかけたものは残ってはいますが、今主流となってきているのは検索用のムービーやSNS用のムービーなど、ツールとしてのムービー。そのどちらかに偏ってきている印象があります。
皆川
そうですね。またテレビ離れによって、YouTubeやABEMAなどウェブ番組の制作依頼が増えてきているイメージですね。
今後のシェアはWeb配信や最先端のバーチャルプロダクトなどに移り変わっていくのではないでしょうか。
ボーダーレス
お二人とも、ありがとうございました!
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