CGデザイナー
細谷 颯佑
ディレクター / プロダクションマネージャー
野町 瞭介
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CGデザイナー
細谷 颯佑
大学生の頃に映像制作の楽しさに目覚め、卒業後は撮影機材関連の企業に就職。映像制作者になりたいという思いで一念発起し、2年間映像の専門学校で学ぶ。2021年にCGデザイナーとしてボーダーレスへ入社し、現在はクリエイティブチームリーダーの補佐役をしながら現場を支えている。
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ディレクター / プロダクションマネージャー
野町 瞭介
金沢の企業でブライダルカメラマンを経験。独立後は個人でお年寄りの終活ムービーを制作し、生計を立てる。25歳で上京し、ボーダーレスへ入社。現在は現場に欠かせないディレクター/プロダクションマネージャーとして活躍。
初の共同プロジェクトがもたらしたもの
お二人はボーダーレスで何年目になりますか?
細谷
僕はボーダーレスに入社して4年目です。
野町
僕はこの間、3年目に突入しました。
初めて一緒にした仕事はなんですか?
野町
僕が入社した当初は撮影の仕事ばかりしていたので、ディレクターとして細谷さんと一緒に仕事をしたのは、本当につい最近のことですね。
細谷
そうだね。
最近、とある玩具の新商品プロモーション動画で初めて一緒に仕事をしたよね。
野町
その案件は定期的に依頼が来ているもので、細谷さんは過去にその案件を手掛けたことがあったので、リードしてくれましたね。
僕の演出の提案なんかにも、優しく向き合ってくれて、議論にもとことん付き合ってくれるし気軽に相談しやすかったですね。
細谷
僕はとりあえず作って、ディレクターに見てもらい「どう思う?」って議論をしながら進めていく方ですね。
野町
ほかのグラフィッカーさんとも仕事をしたことがありますが、細谷さんは特に相談しやすいです。
他のグラフィッカーさんが相談しにくいわけではないのですが、細谷さんは言いやすい。
でもこれってチームワークにおいてはすごく重要なんです。
細谷
野町くんが入社した時、すでに撮影の経験があったので即戦力ですごいな~と思っていました。
演出に対するアイディアもたくさん持っていますね。
一緒にやった案件で、絵コンテと違う素材を提供されたときも「どうしようか~」って悩みながらも、いろんなアイディアを出してくれましたね。
野町
撮影現場では問題が起きた時にその場で考えることが多いんですよね。
「ここは写せないからこれで隠そう」とか「カットがつながらないから、ここはパンしよう」とか。いろいろ工夫しながら撮影するんです。
その考えをグラフィック案件に持ち込んだら困惑されましたけどね笑
細谷
「これが撮影をしていた人のアイディアか~」って関心していました。
最終的には素材をもらい直したんですけどね笑
互いの尊重が生み出す堅固なチームワーク
お互いに尊敬するところはありますか?
細谷
野町くんはコミュニケーションが上手というか、話を回すのが上手だなと思います。
さっきも数人でランチへ行ったのですが、僕がもくもくとご飯を食べてる横で話を回してくれるので、雰囲気が明るくなりますね。
あとは、ディレクターに求められる能力だとは思いますが、どうにかする力がすごくあると思います。決断力もあるので頼もしいです。
野町
現場の話しばかりになりますが、撮影現場ではほんとにいろんな状況になることが多いので、その場で対応しないといけないことが多々あるんですね。
でもそういう時に、どうしたらいいのか考えるのが好きだし、得意なんだと思います。
野町
細谷さんがすごいなと思うところは、ネガティブなのに図々しいところですかね笑
細谷
笑
野町
うまく言語化できないのですが、ネガティブな人って普通沈んでいく一方というか。
どんどん下がっていく人が多いと思うんですが、細谷さんは下がって下がってドーンって上がるみたいな笑
ネガティブなりの荒々しさがあるんですよね。ピンチに強いです。
難しい局面でも、なんだかんだ課題をクリアするエネルギーを秘めているというか。
よく分かんない謎のカッコよさがあります笑
細谷
笑笑
それ褒めてるの?
新リーダーと若手クリエイターの挑戦
ボーダーレスの中でどういう存在でいたいと思っていますか?
野町
ボーダーレスのクリエイティブチームはAチームとBチームで分かれていますが、僕はAチームで、細谷さんはAチームのリーダーなので直属の上司でもあります。
細谷
そうですね。最近リーダーになったばかりです。
野町
リーダーになって何か変わりましたか?
細谷
以前は会社の改善点など「こうしたらいいのにな」と思っているだけだったのが、そういったことを明文化して実行していかなくてはいけない立場になったことですかね。
あと、リーダー業は掃除に似たところがありますね笑
野町
細谷さんより先輩が多い中でリーダーをやることは大変だったりしないんですか?
細谷
そうだね。多少あるけど、僕がリーダーに選ばれた理由のひとつに「若手の意見を取り入れやすくしたい」という意向もあったので、なるべく相談しやすいように立ち振る舞っています。
野町くんはいつも企画を積極的に出しているよね。
野町
そうですね。社内で企画を募集された場合はいつも出しています。
仕事は振り分けられてこなしているだけだと、釣りと同じで受け身になっちゃうじゃないですか。僕はモリを持って狩りに行きたいんですよね笑
自分がやりたい表現の企画が通ったとしたら、すごく楽しいじゃないですか。
それだったら企画を出さない意味がないなと思ってます。
企画を考えるのはめっちゃ時間かかりますけどね。朝早起きしてカフェとかで企画を考えていますよ。
細谷
すごいよね。自主制作も活発に取り組んでいて、アイディアの引き出しが多いよね。
野町
仕事だと、尖りずらいというか個性は出せないので、自主制作をして将来的に仕事に活かせればいいなと。
そうやって自分の技術や個性を磨いて、臼井さんみたいに指名で仕事が来たらいいなと思っています。
クリエイターが語る
テレビの価値とAI時代の映像制作
今後の映像業界に対してどういう思いがありますか?
野町
今、テレビよりもYouTubeとかTik Tokとかが面白いという風潮になっていますが、逆に僕はテレビの方が面白いんじゃないかと思うんですよね。
企画もそうですが、映像のクオリティも予算をかけているだけあって、見ていてすごく勉強になります。
YoutTubeとかネットフリックスもそうですが、アルゴリズムで自分が視ている関連動画しか見なくなってしまう傾向がありますよね。その点、テレビだと付けているだけで強制的に新しい情報が入ってくるので、偶然の出会いというか。そういう面でテレビって面白いなと思います。
動画制作の価格が下がってきている中で制作会社では価格競争が懸念されていますが、テレビで流れているような予算をかけた動画の面白さはまだ需要があると思います。だからこそ、クリエイターとして頑張っていきたいですね。
細谷
僕はAIについてですが、よくAI技術に置いて行かれないようにと危惧されることがありますよね。それに関しては特に不安に思うことはないんですよ。
新しい技術って自然と普及していくもので、勝手に日常になっているんですよね。
僕らも文字おこしとか、コンセプトアートの参考にとか、背景グラフィックとかAIを使うことがありますし、あとはリサーチに関しては検索するよりもChatGPTに聞いた方がいい場合もあったりするので使っています。
野町
結構使いこなしているんですね。
細谷
ChatGPTの回答は鵜呑みにしないほうがいいですが、便利なツールですね。
無理に「AIに順応していかなきゃいけない」ではなく、今の空気感で自然と新しい技術が取り込まれていくと思います。
そうすると私たちはどこで努力をすべきかと言うと、動画の企画であったり、人はどんなことに面白いと感じるのかといったことに常日頃からアンテナを張っておくべきだと思います。
野町
僕はいつも企画を書くときに検索をしないようにしています。
検索すると先例を探してしまいそうになり、先例を知ってしまうと似たような企画になってしまうからなんですよね。
その点、ChatGPTは検索とはまた違うので、対話するように使うと面白そうだなと思いました。
細谷
そうだね。ChatGPTに案を出してくださいというと、ランダムに出てくるので、それを基にブレストを開始して企画を練っていくといいかもしれないね。
ボーダーレス
お二人とも、ありがとうございました!
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