動画制作ソフトの使い方EDIUS Neo 3　Part 14

EDIUS Neo 3 目次

1. レイアウターを選択します。
2. レイアウター操作
3. 映像データの調整
4. 新トラックの製作
5. 新トラックへのデータ移動

まずは画像側から調整をしていきたいと思います。タイムライン上の「ピンクのライン」が画像になるので、こちらから調整をしていきます。

インフォメーションパレットの「レイアウター」をダブルクリックして、起動させます。

上の画像が起動したレイアウター画面になります。

こちらの部分のバーを下げていき、「不透明度／カラー」を探します。

下にスクロールをしていくと見つかるはずです。見つけたらチェックマークを入れます。

青くなっている「▼」のボタンをクリックすると追加で「素材の不透明度」、「背景の塗潰しカラー」、「背景の不透明度」が出現します。

マウスのポインターの「◇」をクリックするとキーフレームが打てます。ここではフェードのタイミングを設定できるということです。下の画像が実際にフェードを指定した画像になります。

「◇」のマークがライン上に組み込まれました。フェードする箇所がこれによって指定されました。

現在調整をしている部分は、画像データの末尾となります。そのため、左側のキーフレーム値を100、右側のキーフレーム値を0に設定します。綺麗なフェードを作るために「100と0」での設定を行なっています。

右側の「素材の不透明度」が0に設定されているために、上記のように真っ黒な画像になります。これで画像側の調整は一回終了です。次は映像の先頭部分の調整になります。

先ほど画像データを調整したように、次は映像データの調整を行う必要があります。先ほどの画像と同じ手順で、次は映像データの先頭フェードの製作を行なってください。画像と同じくフェードの製作を行うのですがポイントとしては先ほど「100と0」で製作したキーフレームを今回は「0と100」で製作することです。これによって非常に綺麗なフェードの作成が行えます。

上の画像は、画像と映像の繋ぎの部分を表示しています。末尾と先頭の間にフェードを入れているために真っ黒に表示されています。この部分を埋めて、画像→映像の流れを自然にしたいと思います。

タイムライン左の部分で右クリックを押すと「各種トラックの追加」が出現します。

ここでは「VAトラックの追加を選択」をクリックします。

選択可能なトラックに関してですが下記になります。

VAトラック＝ビデオ＆オーディオトラック（動画挿入推奨トラック)

　Vトラック＝ビデオトラック(静止画挿入推奨トラック)

　Tトラック＝テキストトラック(文字挿入用トラック)

　Aトラック＝オーディオトラック(音声挿入用トラック)

推奨とはあくまで、タイムラインを無駄に圧迫しないという意味での推奨なので好みに合わせてトラックは選択してください。

新しいトラックができました。下の2種類の画像を見比べればわかりますが、新トラックが追加され、厚みが増えたことがわります。

□トラック追加前

□トラック追加後

新しくできたトラックにデータをドラッグアンドドロップして移します。上記の画像のクリップビュー画面をよく見てみてください。

□移動前

□移動後

前のデータと後ろのデータのフェードが綺麗に重なるよう、前後にずらし調整して完成です。これによって綺麗に画像と映像が繋がりました。データ同士の繋ぎ目の調整はなかなか面倒な作業です。しかし最初に説明をさせて頂いたように、動画にとって繋ぎ目は肝となっています。綺麗で滑らかな切り替えはそれだけで、動画の質を向上させるので丁寧に行なってみてください。