著名な映画作品一覧日本映画作品 北の零年

北の零年
(きたのぜろねん)

2005年(平成)1月15日に公開された日本映画。
監督は行定勲。明治初期に起こった庚午事変に絡む実話を元にした時代劇。吉永小百合、渡辺謙、豊川悦司、柳葉敏郎など、日本を代表する実力派俳優陣をキャストに迎えた作品。当時はまだ未開の地でもあった北海道の開拓史を、雄大な景色とともに描く感動の大作。上映時間は2時間48分、総製作費に15億円をかけたことも大きな話題となった。吉永小百合は本作品で第29回日本アカデミー賞主演女優賞を受賞。キャッチコピーは『刀を捨てたサムライ 夢を信じる事が最後の武器だった』『すべての夢はゼロから始まる... 』

※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません

あらすじ

明治3年。当時はまだ徳島県に帰属していた淡路島の独立問題に端を発する『庚午事変』により、稲田家の一族郎党546名は、明治政府から北海道移住を命ぜられる。一足先に北海道・静内の大地を踏みしめた家老・堀部賀兵衛(石橋蓮司)と家臣・小松原英明(渡辺謙)たち先発隊は、この広大な未開の地に、自分たちの新たな希望を寄せていた。しかし、時代はまだ明治初期。満足な農耕器具もなく、自分たちの生まれ育った淡路島では経験したことのないような過酷な自然環境に、彼らは稲すらも満足に生育させることが出来なかった。しかも後続の移住団を乗せた船は難破してしまい、さらには廃藩置県によって、彼らの土地は明治政府のものとなってしまうのだった。希望は一転して絶望へと変わる。しかし彼らは、自ら髷を落とし武家のプライドを捨て、この地で農民として行き抜く事を決意する。そして英明は、妻・志乃(吉永小百合)と娘・多恵(石原さとみ)を残し、静内でも育つ稲を求め、すでに開拓が進んでいた札幌へと旅立つのだった。ところが、いつまで経っても英明は音信不通。農作物ひとつ満足に育たない静内は、過酷な食糧不足に見舞われる。「英明は自分たちを見捨てて、札幌で楽しくやってるんじゃないのか?」残された者たちは陰口をたたき、志乃らに対しても風当たりを冷たくするのだった。だが彼女は、アイヌと共に生きる謎多き男・アシリカ(豊川悦司)や、獣医であり当時の明治政府が牧畜指導者として招聘したダンらに助けらながら、厳しい自然に苛まれつつも、夫の帰りを信じて待ち続けるのだった... 5年後、志乃と多恵は牧場を経営していた。ダンたちのアドバイスを受け畜産を中心に切り替え、なんとか安定した生活を取り戻そうとしていた。そんなある日、待ちに待っていた夫の英明が彼女らの前に現れる。しかし、それは夫として、また父親としてではなく、開拓使の役人としてであった。彼は5年前、札幌にはなんとか辿り着いたものの、そこで病に倒れ、そのとき命を救ってくれた恩人と再婚してしまっていたのだった。そして、今は戦用の馬を集めるべく、彼女らの牧場に現れたのである。信じ、待ち続けていた英明に裏切られ、しかも「馬を差し出せ」と要求される志乃と多恵。彼女らの下した決断は?

エピソード

行定は本作のインタビューで「当初は理想に燃えていた人たちが、大きな理想を持っていたばかりに挫折してしまう」という点をあげ、「理想を捨て、できることを行う」という点において、開拓者たちと製作スタッフたちの気持ちがシンクロしたと語っている。

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