著名な映画作品一覧日本映画作品 西鶴一代女

西鶴一代女
(さいかくいちだいおんな)

1952年(昭和27年)4月17日に公開された日本映画。
監督は溝口健二であり、原作は井原西鶴の浮世草子「好色一代女」である。脚本は依田義賢が担当した。本作は低迷が続いていた溝口が黒澤明の「羅生門」が国際的な評価を受けていることを知り、強い刺激を受けて作成したといわれる。長回しや流麗なカメラワークなど溝口の傑作と押す人も多い。本作はヴェネチア映画祭国際賞受賞。その感性は日本国内だけではなく、ヌーヴェルヴァーグ世代の若い監督を中心に世界中から称賛された。

※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません

あらすじ

奈良の町はずれの古寺にたたずむ街娼たち。それぞれに愚痴を言い合っている。その中の一人に、厚化粧をしても歳をごまかせない女、お春(田中絹代)の姿もあった。焚火の明かりに照らし出される仏像の顔に、お春はかつて自分の許を通り過ぎていった男たちの顔を照らし合わせていくのだった... 御所に勤めていた頃の、若く美しいお春に恋をした公卿の勝之介(三船敏郎)は、強引に彼女を犯そうとしたところを見つかってしまい打ち首に。お春は家族とともに追放されてしまったのだった。宇治に移り松平家の側室に取り立てられ、子供まで生まれたというのに側近の妬みを買い実家へ帰らされ、島原の廓に身を売られるも金持ちに身受けされる直前に彼が偽金作りだと発覚し、住込女中の仕事にありつくも、芸者だったことがばれて... と、数々の不運に足元を掬われ、今では醜く下賎な街娼にまで身を落としてしまっている自分。だが、そんなある日、松平家の側室だったころに生んだ子供が、今では立派な大名になったという話を耳にする。

エピソード

主演の田中絹代とは公私共に関係をもっていた。映画人との私的な関係があまり見られない溝口にとっては異例のことであった。女優たちに対する暴言が有名であった彼だが、田中絹代だけは例外であり、紳士的な態度を崩さなかったとされる。

大がかりなセットを丸一日かけて移動させ、そして翌日には「元に戻せ」と指示し、激怒した助監督や美術スタッフたちに去られてしまう。現場では暴君として知られる溝口監督らしいエピソードだが、これは彼の「西鶴一代女」に賭ける思いが強すぎたためとも、ただ単にいいアングルが見つからなかったための時間稼ぎだったとも言われている。

映像・動画制作をご検討のお客さま

映像・動画制作の目的は、お客さまによって違います。
お客さま一人一人の目的やお悩みに対して的確で柔軟なご対応ができるのは、
完全内製化体制で実績を積んできたボーダーレスならでは。

映像・動画に関するご相談は、対応力と制作技術に自信を持つボーダーレスにお任せください。

ご相談や無料お見積りのご依頼は、電話またはメールからお気軽にどうぞ。

お気軽にお問合せ下さい
03-5829-9155
平日10:00~19:00
(土・日・祝日を除く)

無料相談・無料お見積りはこちらから

スペシャルコンテンツ

ボーダーレスを支えているクリエイターや、
ボーダーレスの映像・動画制作についてわかりやすくまとめたスペシャルコンテンツを公開しています。
映像・動画制作のご依頼が初めてのお客さまにもおすすめのコンテンツです。

  • 動画制作の流れ
  • 動画制作Q&A
  • 設備紹介
  • 動画雑学コンテンツ

その他の動画制作関連サービス

ボーダーレスがプロデュースしている映像・動画制作関連サービスと、
ボーダーレスにご協力いただいている企業様のご紹介です。

Pagetop