著名な映画作品一覧海外映画作品　フォレスト・ガンプ/一期一会

フォレスト・ガンプ/一期一会
（ふぉれすと・がんぷ/いちごいちえ　Forrest Gump）

1994年7月6日に公開されたアメリカ映画。
監督はロバート・ゼメキス。原作はウィンストン・グルームの同名小説「Forrest Gump」である。真面目で実直、ピュアな心を持ち続ける男が、自分が歩んできた人生を振り返りつつ語り掛けてくる、心温まるヒューマンドラマ。全世界での興行収入は6億ドルを超え、日本でも配給収入38億円の大ヒット映画となり、「ガンプ・マニア」を誕生させるなど社会現象にもなった作品である。また、各賞レースでも、アカデミー賞作品賞・監督賞の受賞をはじめ、1994年の映画賞を総なめにする高評価を得た。また、VFXによって故人（ジョン・レノンやジョン・F・ケネディ）と主演のトム・ハンクスの共演シーンが作られ、この演出も大きな話題となった。キャッチコピーは本編の中でも重要なセリフである『人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない』

※ボーダーレスに所属するクリエイターの作品ではありません

あらすじ

主人公のフォレスト・ガンプ（トム・ハンクス）の青春を、激動の50年代から80年代のアメリカと共に描いている。「うすのろフォレスト」と呼ばれたフォレストが、純真な心と周囲の人々の協力を受けて数々の成功を収めていく。周囲が彼を神秘化しヒーローとなっていくが、彼の心ははじめから何も変わらずに、ただ初恋の相手ジェニー（サリー・フィールド）への想いを抱きながら生きていくのだった。

エピソード

主人公のフォレスト・ガンプの人生とアメリカの歴史を交えながら本編は構成され、それぞれの世代で当時流行した音楽が流れるという演出が行われた。映画のサウンドトラックも約1,800万枚という大ヒットを記録し話題となった。

作中で重要な「羽の舞い降りてくるシーン」には多額の費用が掛けられたとされる。映画監督の北野武は、自分の映画が一本撮れるほどの金額をかけていると推測している。

作品内に登場する「ババ・ガンプ・シュリンプ」は実際に店舗を出店し、日本にもオープンしている。

1971年の大晦日のシーンで、ゲイリー・シニーズ演じるダン中尉が、トム・ハンクス演じるフォレストに、「お前がエビ取り船の船長になれるなら、オレは宇宙飛行士だ」と言うセリフがあるが、これはこの次で二人が競演することになる映画「アポロ13」を意識してのものである。