1. 映像制作・動画制作会社のボーダーレス
  2. お役立ちコラム
  3. デジタルサイネージ動画
  4. デジタルサイネージ動画のプロモーション効果とは?制作事例やポイントを解説

デジタルサイネージ動画のプロモーション効果とは?制作事例やポイントを解説

【デジタルサイネージ動画】

2024.05.23

デジタルサイネージは近年普及が進んでいるプロモーションツールの1つです。電車の中やビルの外壁など、日常の何気ないシーンで目にする機会も多いでしょう。

 

デジタルサイネージ動画広告には従来の広告にはない独自のメリットがあるため、上手に活用することでこれまでにない成果が見込めます。

 

一方で、具体的にどのような効果が得られるのかイメージしにくいことから、参入に二の足を踏んでしまうケースは少なくありません。既存のプロモーション動画をそのまま流用するだけでは成果を得にくいなど、専門的なノウハウが必要なことも参入のネックになっています。

 

そこで本記事では、デジタルサイネージの特徴プロモーション効果、動画の制作方法をわかりやすくまとめました。デジタルサイネージ動画広告の実績を持つ当社の経験を踏まえた成功のポイントや、効果的な活用事例についても解説しています。

【この記事でわかること】

  • デジタルサイネージとは?
  • デジタルサイネージのメリットと効果
  • デジタルサイネージの活用シーン
  • デジタルサイネージ動画の事例と制作のポイント
INDEX

デジタルサイネージとは?

c006_img02.jpg

デジタルサイネージ(Digital Signage)とは、デジタルディスプレイやプロジェクターを介して表示される電子看板 のことです。

【デジタルサイネージの設置場所例】

  • 街角のビル
  • 電車の中
  • 駅構内
  • ショッピングモール
  • ホテル
  • 空港
  • イベント会場
  • 病院
  • 学校

など

デジタルサイネージは、従来の広告ではフォローできなかったシチュエーションでユーザーへアプローチできるのが大きな特徴です。テレビCMやWeb広告と並ぶプロモーション手段として幅広いジャンルで取り入れられています。

デジタルサイネージで再生されるコンテンツは動画に限らず、静止画もあります。商品やサービス、ブランドの広告宣伝目的だけでなく、インフォメーションや装飾目的で使われることも珍しくありません。

CARTA HOLDINGSが行った「デジタルサイ査」によると、デジタルサイネージの市場規模は2022年以降伸び続けているということ。2027年には2023年比174%の1,396億円になる見通しもあり、注目度の高いプロモーションツールであることがわかります。

c006_img01.webp

デジタルサイネージには大きく分けて「スタンドアロン型」「オンライン型」「インタラクティブ型」の3種類がありますが、当記事の本筋とは直接関係がないため説明は省きます。

※参照:CARTA HOLDINGS、デジタルサイネージ広告市場調査を実施

デジタルサイネージのメリットと効果

c006_img03.jpg

多彩な使い方ができるデジタルサイネージには、Web広告やアナログ看板にはないメリットがあります。

従来のツールと併せて適切に活用することで、これまで以上のマーケティング効果をあげることができるでしょう。

1.外出中や移動中のユーザーにアプローチできる

「動画広告」と聞くと、YouTube広告SNS広告、Web広告、テレビCMなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。それらの動画広告の場合、ユーザーの自宅や移動中の電車内など、閉鎖的なシチュエーションで意識的に視聴されることが想定されます。

c006_img04.jpg

一方デジタルサイネージは、従来の広告ではあり得ない場所やシチュエーションで広告を視聴させることができます。例えばショッピングモールでの買い物中や、通勤中の駅構内、旅先での観光中、病院の待合室など…ユーザーにとって身近なシチュエーションで、さりげなく広告を目にする機会を生み出します。

これまでフォローできなかった角度からアプローチができることに加え、広範囲のユーザーとの間にタッチポイントを作れるのがデジタルサイネージの大きなメリットです。これにより、潜在層へのアピールやこれまでブランドを知らなかった層の認知度アップにもつなげやすくなります。

2.ターゲットに合わせた配信場所・シチュエーションが選択できる

デジタルサイネージは、屋内外問わずあらゆる場所へ設置することができます。配信する時間帯や曜日など、細かく設定できる機体もあります。

自社のターゲット層に合わせて動画広告の配信場所やシチュエーションを選択できるのは、デジタルサイネージならでは。大まかなターゲティングができるWeb広告や詳細なターゲティングが難しいテレビCMに比べて、狙ったターゲットに効率良くアプローチできるのがメリットです。

【ターゲットと配信シチュエーションの例】

ターゲット 配信場所 時間帯など
都心に暮らす富裕層 都内の高級ホテル・ブランドショップ -
通勤通学をする近隣住民 公共交通機関 通勤通学の時間帯
インバウンド観光客 空港・観光地の駅前 観光地の営業期間帯
ビジネスパーソン ビジネス街のタクシー 残業後の時間帯・祝前日の深夜帯
美意識の高い主婦 エステサロン・美容クリニック 平日の昼~夕方頃

高い訴求効果が見込めるだけでなく、ターゲティングの精度が上がることで費用対効果の改善も期待できるでしょう。

3.自由度の高いコンテンツが提供できる

デジタルサイネージの機体には、多種多様なラインナップがあります。

c006_img05.jpg

縦型や横型のほか、100インチを超える大型のものや、立体的な映像を映し出す3D型、ロボット式の自立走行型など、規格やサイズによって用途も様々。ディスプレイモニターを複数並べて組み合わせたりと、工夫次第で表現の幅を広げることもできます。

なかにはタッチパネルやセンサーを搭載したデジタルサイネージもあり、従来の広告では難しかった相互コミュニケーションを叶えてくれます。アナログ看板と違い、データの差し替えやネットワークによって広告を変更するため、手軽且つリアルタイムなプロモーションができるのも魅力です。

最新技術によって自由度の高いコンテンツが提供できるデジタルサイネージは、適切に活用することで大きな訴求効果が得られます。

デジタルサイネージの活用シーン

c006_img06.jpg

デジタルサイネージ動画広告の活用例シチュエーション、特徴についてまとめました。

ビルボード広告

c006_img07.jpg

ビルボード(billboard)とは、屋外に設置された大きな広告看板や掲示板のことです。デジタルサイネージのビルボード広告というと、一般的には屋外の巨大スクリーンモニターで再生される動画広告のことを指します。

【特徴】

  • 大規模なスクリーンモニター
  • 主要な通りや交通量の多い場所に設置されることが多い
  • 昼夜を問わず広告を表示できる

【メリット】

  • 通行人や車の運転手など、多くの人に広告を見せることができる
  • 視認性に優れている
  • 影響力が強いため、広告表示による高い効果が期待できる
  • 地域のブランド認知度を高めるのにも有効

交通広告

c006_img08.jpg

交通広告とは、公共交通機関に設置された広告のことです。従来のアナログ広告にかかる印刷コストや張り替えの手間などを考慮し、近年はデジタルサイネージが主流になりつつあります。

電車・バス・タクシー・飛行機の車内(機内)などのほか、駅・バス停・空港の通路や待合所にある広告スペースで再生されるものも含まれます。

【特徴】

  • バス・電車・地下鉄など公共交通機関の車内や駅構内で動画広告が再生される
  • 特定の地域やルートに焦点を当てたターゲティングができる

【メリット】

  • 移動中のユーザーへ向けてターゲティングされた広告を表示できる
  • 特定の地域や目的地に絡めた効果的なキャンペーンを打ち出すことができる
  • ユーザーの行動に合わせた効果的なアプローチができる

インストア広告

c006_img09.jpg

インストア広告とは、店頭や店舗内に設置された広告のことです。インストアプロモーションにデジタルサイネージを活用することを「インストアサイネージ」などと呼ぶこともあります。

【特徴】

  • 店舗内や店舗周辺に設置されたスクリーンモニターで動画広告が再生される
  • 商品・サービスのプロモーションやブランドニュースなど多用途に活用される
  • 価格や使い方、セール情報などをリアルタイムで表示できる

【メリット】

  • 買い物客の購買意欲を高めることができる
  • 人材を割くことなく、商品・サービスの詳しい説明や補足情報が提供できる
  • 店内の雰囲気やブランドイメージを向上させることができる

さらに具体的なデジタルサイネージの活用シーンやメリットについては、デジタルサイネージ用動画サービスのページで紹介しています。

デジタルサイネージ動画の事例と制作のポイント

c006_img10.jpg

デジタルサイネージを効果的に活用するには、特徴や視聴されるシチュエーションを考慮して動画を企画・制作することが重要です。独自性が高いため、映像制作会社へ依頼する場合はデジタルサイネージ動画の実績があるところを選ぶと失敗が少ないでしょう。

1.「短く」「わかりやすく」「伝わりやすい」コンテンツ

通行人に向けてデジタルサイネージ動画広告を配信する場合、注意を向けられるのは一瞬です。

そのため、短時間の構成でいかにわかりやすく伝えられるかが成功のカギになります。

ユーザーへ伝えたいポイント=「訴求ポイント」を絞り、できるだけ端的にまとめましょう。短い尺のなかで訴求ポイントを強調するには、企画や演出を工夫することも大切です。

【事例】

株式会社スターフライヤー 様|『そら旅』プロモーション動画

※ボーダーレス制作動画

配信場所:駅構内

概要:デジタルサイネージを使った交通広告用の映像。15秒という短い時間の中で訴求したいポイントを伝えるため、テロップの内容を調整。わかりやすく読みやすい長さに設定し、説明調にならないよう工夫している。

2.「目立つ」デザインと「インパクト」のある動画

都会の街中やショッピングモール、駅などのデジタルサイネージは、周囲の騒音が激しく、視覚刺激に満ちた環境に設置されています。

そのため、デジタルサイネージで流す動画にはユーザーの注意を引きつけることが求められます。目を引くようなデザイン、アニメーション、インパクトのある演出など、周囲の注目を集めることを意識しましょう。

ただし、なかには音を出せないようなシチュエーションもあるため、その場合はナレーションがなくても内容が伝わる工夫をしなくてはいけません。

【事例】

B-R サーティワン アイスクリーム株式会社 様|お持ち帰り専門店『サーティワン to go』紹介動画

■バラエティボックス紹介

■フレーバーセット紹介

※ボーダーレス制作動画

配信場所:店頭

概要:駅直結の店頭で流すインストアサイネージ用の映像コンテンツ。アイスクリームが画面手前に飛び出す演出や、テロップを強調するようなアニメーションが特徴。音が出せないため、文字は大きくわかりやすくしている。ブランドイメージを壊さないように気をつけつつ、目を引く色彩、デザイン、アニメーションを意識して制作している。

3.「ターゲット」に合わせた企画

デジタルサイネージは、設置されている場所によってリーチするターゲット層が変わります。

自社が想定しているターゲット層にアプローチするには、どのような場所で動画広告を流すのがより効果的か、熟考したうえで企画を考えましょう。「誰に」「どこで」「どのように」を意識して企画を進めるのが成功のポイントです。

【事例】

株式会社クリエイティブアローズ 様|アリオ蘇我『アリオテレビ』番組制作

※ボーダーレス制作動画

配信場所:ショッピングモール

概要:ショッピングモール内のインストアプロモーションに使われるデジタルサイネージ用映像コンテンツ。ただテナント店舗を紹介するのではなく、テレビ番組の企画としてショッピングモール内を巡る構成にし、楽しみながら見てもらえるようにしている。モール内は休憩している人も多いため、尺を長めにしてお茶の間で流れるバラエティ番組風の動画にするのも有効。

番外編:「バズり」狙いのおもしろコンテンツ

デジタルサイネージの特徴やシチュエーションを活かして、話題性の高い「バズり」コンテンツを制作することも可能です。

動画がSNSで拡散されれば配信場所に行っていないユーザーの目にも触れるため、より広範囲なリーチが期待できるでしょう。

【事例】

博多通りもん|空港のサイネージ広告動画

※他社制作動画

配信場所:空港の搭乗口前

概要:デジタルサイネージならではのおもしろ企画。既存のプロモーション動画は流用せず、シチュエーションに合わせてデジタルサイネージ用のオリジナル動画を企画・制作している。

見積もりバナー_ワンストップ.jpg

Column Categoryカテゴリーから探す

Column Tagタグから探す

Pagetop