著名な映画監督一覧外国人映画監督 ヤン・デ・ボン

ヤン・デ・ボン
(Jan de Bont 1943年10月22日~)

アクション映画を得意とするオランダ出身の撮影監督・映画監督。ハリウッドで活躍し、今後の躍進が期待されている監督のひとり。

映像作品に対するこだわり

数多くのヒットアクション映画に撮影監督として携わる。代表作としてはリドリー・スコット監督、松田優作や高倉健が出演したことで有名な「ブラック・レイン」。ジョン・マクティアナン監督で主演のブルース・ウィリスがはまり役だった「ダイ・ハード」。有名監督の元で技術を習得し、撮影の才能に秀で監督デビュー作の「スピード」はセンスのあるアクションの迫力が高く評価されている。そのため、監督だけとしてだけではなく撮影監督としても活躍を果たし、ポール・バーホーベン監督のエロティック・サスペンス映画「氷の微笑」なども撮影監督として参加している。アクション映画に対する理解と経歴から次世代のアクション映画監督として注目を集めている。初めての映画監督としての仕事は50歳の時であった。低予算で予定されていた「スピード」の制作は周囲から完成を危ぶまれるほどだった。しかし、「このチャンスを逃したらもう映画監督にはなれないかもしれない」と思い制作に取り組み始めた。低予算という条件の中でヤン・デ・ボン監督は倹約に努め、その努力の結果「スピード」は公開され大ヒットした。クラッシュシーンなどの迫力のあるシーンで使われた車は洪水で廃車になったものを安くで買い取ったというエピソードもある。また高速道路でのバスジャンプのシーンは本来予定されていなかったが、使用予定であった高速道路が建設途中であった為脚本に追加した。

エピソード

大の「ゴジラ」ファンで知られ、ハリウッド版「GODZILLA」の監督に決定をする。しかし彼の構想では予算があまりにも掛かるといった理由から監督を降ろされてしまう。結局、「GODZILLA」はローランド・エメリッヒ監督によって製作された「GOZILLA」の為に収集されたスタッフとキャスト達で監督二作目の「ツイスター」が制作された。この作品だけでなく「ハート・ブルー」の続編や「ムーラン」の実写化などの制作の話もあったようだがいずれもヤン・デ・ボンが監督をすることはなかった。

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