初心者でもできる!8の字巻きのやり方とコツ【撮影現場テク】
2023.02.15
今回の『動画の学校 ボーダーレスゼミ』のテーマは撮影現場の必須テクニック、8の字巻きについて。8の字巻きの基本ややり方のコツ、ケーブルを8の字巻きにするメリットをわかりやすく解説していきます。
アシスタントはタレントの華綸(けりん)さん、講師役は田中健一朗です。
8の字巻きは、動画制作会社に入社したら撮影現場で必ず必要になるテクニックです!
1.8の字巻きのやり方
初心者でもできる8の字巻きのやり方を覚えましょう。
①ケーブルの先端を持つ
親指と人差し指を使ってケーブルの先端を挟むイメージ。
②順巻き(普通の巻き方)で1周させる
このとき、①よりも一人差し指側にズラしてケーブルを乗せるとその後やりやすい。
③逆手巻きで1周させる
余っている方のケーブルを逆手に持ち、下からくぐらせるように巻く。
④順巻き→逆手巻き→順巻き→逆手巻きを交互に繰り返す
手前から指先側に向かって順番に束ねていくときれいな8の字巻きが作りやすい。
⑤途中でよじれた場合はまっすぐに直してから巻き直す
ケーブルはグニャグニャしてよじれやすいので注意する。
⑥巻き取った円の大きさが均一になるようにする
巻くときに同じ長さで持つと均一な円が作りやすい。
最後にプロが8の字巻きの実演を行います!
2. 8の字巻きのメリット
ケーブルを8の字巻きにすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
①ケーブルをほどいたときに絡まらない
ケーブルの端と端を手に持ってバラまくと絡まずにほどけるため効率的。
②時間のロスが回避できる
ケーブルが絡むと修復に時間がかかるため、撮影現場でのタイムロスが回避できる。
③ケガや事故防止につながる
絡まったケーブルに足を引っかけて転んだり、機材が倒れるなど撮影現場での事故を防止できる。
④日常生活にも応用できる
日常生活でも、コードやケーブルを8の字巻きにしておくと絡まらずに使えるので便利。
例)イヤホンのコード、スマホの充電ケーブル、ホース、ロープなど