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中途採用動画は制作した方がいい?活用事例や新卒向けとの違いを解説

【採用動画】

2024.12.19

求職者に向けて直観的なアプローチができる採用動画は、新卒や中途採用(キャリア採用)の広報活動にも広く活用されています。

転職先を検討する指標の1つとして視聴されるため、採用活動で成果をあげるには目的やターゲットに応じた内容で制作することが重要です。

本記事では、特に中途採用を強化したい担当者に向けて、中途採用向け動画の必要性注意点、制作のポイントを解説しています。

【この記事でわかること】

  • 活性化する中途採用市場と企業にとってのメリット
  • 中途採用動画を制作する前の注意点
  • 中途採用希望者に響く採用動画の内容と事例
  • 中途採用動画の制作ステップと成功のポイント
INDEX

活性化する中途採用市場と企業にとってのメリット

活性化する中途採用市場と企業にとってのメリット

新入社員を育てるトレーナーの人材不足や、これまで主戦力だったキャリア世代の引退が理由で、即戦力になる中途採用希望者を求める企業は多いです。

中途採用市場は活性化の傾向

中途採用市場は活性化の傾向

採用市場は社会情勢や景気の影響を受けやすく、特に中途採用はその傾向が大きいといわれます。

大手転職情報サイト「doda」が発表したレポートによると、コロナ禍で一時大きく落ち込んだ求人数は経済の回復と共に回復し、2023年は様々な業界で過去最高水準を突破したということ。2024年現在、コロナ終息後の人材確保の熱は収まりつつありますが、多くの企業では変わらず労働力不足が課題になっています。それにより、求人数・転職求人倍率ともに当面右肩上がりが続く見込みだといいます。

また、職種別データによると、最も大きな求人倍率である「エンジニア(IT・通信)」12.8倍(2024年9月)と、デジタルスキル人材のニーズが拡大中。求人倍率が伸びているITのような業界では特に、中途採用を希望する求職者にとってキャリア入社がしやすい状況といえます。

転職市場の活性化は企業にとっても即戦力の確保がしやすいメリットがある一方で、貴重な労働者世代を取り合うことになるため、激化する採用競争への対策が必須になります。令和の時代に優秀な人材に入社してもらうには、効率的なアピールや採用戦略、動画などのコンテンツを活用したアイデアがカギになるでしょう。

データ参照:転職求人倍率レポート(データ) |転職ならdoda(デューダ)
参考:【2024年最新】中途採用市場の動向とトレンド|コラム|ウマい人事|人材業界(HR業界)専門メディア

中途採用のメリット

中途採用のメリット

中途採用は「経験者採用」ともいわれ、すでに専門知識やスキルを持った経験者を雇用できるのが大きなメリットです。キャリアを積んだ経験者の入社によって、社内の知識を強化したり、教育に力を入れられるといった効果があります。

中途採用希望者は年齢層や職歴の幅が広いことから、異業種や他企業で得た経験を活かした活躍も期待できるでしょう。企業にとっては新しい視点やアイデアを取り入れられる貴重な人材であり、既存のやり方で伸び悩んでいる中小企業には特に最適といえます。

また、中途採用は新卒と違って雇用のミスマッチが起こりにくいのもメリットです。保有スキルや過去の経歴を参考にすることで、本人の得意ジャンル・特性などがある程度把握できるためです。

組織の現状やニーズを踏まえ、足りない部分の穴埋めができる人材をピンポイントで狙うことも中途採用なら可能です。

中途採用動画を制作する前の注意点

中途採用動画を制作する前の注意点

中途採用動画の制作に入る前に、必ず抑えておきたい注意点です。

  • ①制作に入る前に既存社員と話し合う
  • ②入社後のキャリアパスを明確にする
  • ③入社後の研修やサポート体制も重要

①制作に入る前に既存社員と話し合う

①制作に入る前に既存社員と話し合う

中途採用向け動画の制作にあたり、既存社員のヒアリングは必ず行うべきステップです。

一般的に、中途採用枠で入社した社員は社歴の長い既存社員と関わることが多く、即戦力として早いうちからプロジェクトチームに配属されることも珍しくありません。現状のチームに足りないものを補う貴重な戦力になるため、採用先となる部署の社員には予め必要な人材について聞いておくことをおすすめします。

人間関係に摩擦を生じさせないためにも、既存社員が考える「一緒に働きたいと思える人物像」を掘り下げ、ペルソナ化したうえで動画の企画を練っていくと良いでしょう。

職場の人間関係は転職理由の筆頭に挙げられることも多く、特に女性では重要視される傾向にあります。人材企業大手の「マイナビ」が実施した転職動向調査によると、転職理由として「職場の人間関係が悪かった」と回答した女性は13.7%と最多でした。

ミスマッチを避けることができれば、求職者側からしても大きなメリットになります。

データ参照:[ニュース]転職動向調査2024年版(2023年実績) | 『日本の人事部』

②入社後のキャリアパスを明確にする

②入社後のキャリアパスを明確にする

中途採用を希望する求職者にとって魅力的な条件の1つに、キャリアパス制度の充実があります。

職場の人間関係を重視する声がある一方で、男性の転職理由として最も多く挙げられているのが「給与」です。中途の場合、これまでの経験を活かしてキャリアアップをし、高収入を目指すという求職者が多いのです。

そのため、キャリアアップが見込めない企業だと判断されてしまうと、良い人材からの応募は期待できなくなります。中途採用動画を制作するのであれば、自社のキャリアパスを明確にし、それについてしっかりアピールする必要があります。

③入社後の研修やサポート体制も重要

③入社後の研修やサポート体制も重要

新卒採用者の場合、経験のない白紙の状態から覚えるため、比較的吸収は早いといえます。一方、中途採用者はこれまでの知識や経験がある分、新たな環境では逆にそれらが邪魔してしまうケースがあります。

中途採用後の研修やサポート体制をスムーズに組み立てる手段の1つとして、おすすめなのが社内用研修動画を用意しておく方法です。

社内用研修動画は、企業特有の文化やシステム、業務プロセスなどをわかりやすく映像化したものです。研修コストを抑えて効率の良いサポートができるので、中途採用動画の制作と同時に検討してみましょう。

社内用研修動画の制作について詳しくは「社内用研修動画の作り方をステップごとに解説!成果を上げる5つのコツとは?」の記事を参考にしてください。

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中途採用希望者に響く採用動画の内容と事例

中途採用希望者に響く採用動画の内容と事例

中途採用動画で成果を挙げるには、キャリアを積んだ経験者だからこそ魅力に感じる企画や内容が重要です。内容と事例について4パターンに分けて解説しているので参考にしてください。

新卒向けに制作する場合とは内容が異なるため、新卒採用動画について詳しく知りたい方は「新卒採用動画を制作するメリットとは?中途採用動画との違いや活用例を紹介」の記事をチェックしてみてください。

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  • ①企業文化や価値観をわかりやすく紹介する動画
  • ②中途採用後の具体的な仕事内容がわかる動画
  • ③キャリアパスや社内制度など成長機会をイメージさせる動画
  • ④柔軟な働き方や補助制度をアピールする動画

①企業文化や価値観をわかりやすく紹介する動画

①企業文化や価値観をわかりやすく紹介する動画

  • 会社紹介動画
  • コンセプトムービー
  • 座談会動画
  • 社員インタビュー

企業のミッションや価値観、社内の雰囲気などを伝える動画です。企業文化を知ることで、求職者自身の考え方と一致するか判断してもらうことができます。

もし社員インタビューを取り入れるのであれば、過去に中途採用された社員に協力してもらうと良いでしょう。中途採用者が社内でどんな風に活躍しているのか知ることにより、安心感や期待感につながります。

Kyoto Robotics事業本部 案内動画

※ボーダーレス制作動画

経験者採用向け 社長メッセージ

※他社制作動画

②中途採用後の具体的な仕事内容がわかる動画

②中途採用後の具体的な仕事内容がわかる動画

  • 1日密着取材動画
  • 社員インタビュー動画

実際の仕事内容や、どのようなスキルが求められるのかを具体的に紹介する動画です。

中途入社した社員の1日を密着取材するコンテンツや、実際にどのような業務を担当しているか掘り下げる社員インタビューなどを取り入れると良いでしょう。

その際、いかにも “演じている” 風にならないようにするのがポイントです。セリフを一字一句用意するのではなく、自然な言葉で対話しているように進めるとリアルな声を引き出すことができます。

【採用】社員1日密着ドキュメンタリー "10年目グローバルマーケティング 中川さん編"

※他社制作動画

日立社会情報サービス 会社紹介 先輩社員に密着! アプリケーションエンジニア編

※他社制作動画

③キャリアパスや社内制度など成長機会をイメージさせる動画

③キャリアパスや社内制度など成長機会をイメージさせる動画

  • キャリアサポート制度やスキルアップ支援についての紹介動画

キャリアアップにつながる制度や資格習得支援などを紹介する動画です。

実際にそれらの制度を利用して成功した先輩社員がいる場合は、モデルケースとして積極的に紹介しましょう。中途採用後はどのようなステップアップができるのか明確にし、入社後の成長をイメージしてもらうことが重要です。

将来的なキャリアの見通しを知ることで、長期的に働くイメージも膨らみやすくなります。

NTTデータで管理職になるまでの生々しいキャリアに迫る

※他社制作動画

【JCB】転勤は?昇格は?キャリア採用志望者の悩みに一問一答形式で答えます!

※他社制作動画

④柔軟な働き方や補助制度をアピールする動画

④柔軟な働き方や補助制度をアピールする動画

会社の福利厚生や働き方を紹介する動画です。

中途採用希望者は新卒と比べると年齢層が高いこともあり、ワークライフバランスを気にする傾向があります。なかにはすでに家庭を持っている方や、近い将来家庭を作る予定のある方も少なくありません。

残業や各種休暇制度、リモートワークの可否、住宅手当や家賃補助、割引制度など、福利厚生面での魅力をしっかりと説明することも必要です。

中途採用・経験者採用に関する環境整備に向けた企業の取組(好事例)~多様な人材の雇用・採用~

※他社制作動画

中途採用動画の制作ステップと成功のポイント

中途採用動画の制作ステップと成功のポイント

効果的な中途採用動画を制作するため、必要なステップとポイントを解説します。

  • ①目的を明確にする
  • ②ターゲットを設定する
  • ③自社の魅力を洗い出す
  • ④適切な内容(企画)や表現方法を選択する

①目的を明確にする

①目的を明確にする

中途採用に対する自社の課題を明確にし、採用動画によって解決したい問題=「目的」を具体的に定めましょう。

【目的の設定例】

  • 「社内イノベーションを推進できる実力と実行力のある人材を採用したい」
  • 「企業文化にマッチする人材を増やして従業員エンゲージメントを高めたい」
  • 「現場の即戦力として活躍できる人材を確保したい」
  • 「特定のスキルを持つ経験者を採用したい」

②ターゲットを設定する

②ターゲットを設定する

求めている人材=「ターゲット」を設定し、ペルソナとして詳細に定義しましょう。

ターゲット像については、既存社員とも共有するのがポイントです。中途採用の条件について相談しながら進めることで、採用活動に既存社員を巻き込むことができ、当事者意識や一体感の向上にもつながります。結果として、企業全体の価値観や行動理念の統一を図ることができるでしょう。

【ターゲット(ペルソナ)の設定例】

  • 学歴:大学卒業以上(望ましいが必須ではない)。
  • 経験:同業界での実務経験5年以上必須。プロジェクトリーダーやチームリーダーの経験者は歓迎。
  • 志向性:知識欲と向上心のある人物。専門分野の深い知識を持ちながら、さらに視野を広げたいと考えるタイプ。
  • 価値観:新しい挑戦を通じた自己成長に価値を感じる人物。一方で、安定感のある働き方や長期的なキャリア形成も重視する。
  • キャリアの目標:チームマネジメント経験を積み、将来的には部署を統括するポジションに就くことが目標。
  • 興味・関心:業界の最新トレンドや業務効率化に関心があり、AIやIoT技術を活用したイノベーションに強い興味がある。
  • 転職先に求めること:自身の専門性を発揮しながら、キャリアアップを目指せる環境であること。自己成長を後押しする制度や支援の有無。
  • 望まない転職先:時代にそぐわない旧体制の組織やイノベーションを望まない風土、個々のキャリア成長が軽視される企業文化。
  • 気になること:個々の成果がどのように評価されるか。また、成果がキャリアにどう反映されるかについての評価基準。

③自社の魅力を洗い出す

③自社の魅力を洗い出す

中途採用希望の求職者にとって魅力的な要素を洗い出し、自社ならではのアピールポイントをピックアップしましょう。

【魅力的な要素の例】

  • 柔軟な働き方の推進:リモートワークやフレックスタイム制度がある。従業員のワークライフバランスを尊重する。
  • キャリアパスの充実:スキルアップのための研修制度や自己成長プログラム、資格取得のための支援制度がある。
  • 強固なチームワーク:チームワークを重視し、社員が主導となって協力し合うことを奨励する体制が整っている。
  • チャレンジ精神を尊重:個人やチームのチャレンジを推奨し、新しい提案やプロジェクトに挑戦しやすい環境が整っている。
  • 福利厚生の充実:健康診断や住宅手当・家賃補助、社員食堂の完備、各種特別休暇の申請や取得がスムーズなど、長期的な働きやすさを重視する風土。

④適切な内容(企画)や表現方法を選択する

④適切な内容(企画)や表現方法を選択する

①~③の要素を踏まえて、より効果的な動画の内容(企画)や表現手法、ジャンルを検討しましょう。

【内容や表現方法の例】

  • インタビュー形式:既存社員のインタビューを通じて、具体的な業務内容や内部から見た企業の魅力を伝える。
  • ドキュメンタリースタイル:社内イベントや日常シーンをドキュメンタリー形式で紹介し、リアルな社風や社員の日常を伝える。
  • 仕事紹介ムービー:実際の業務内容を映像化し、スキルの活用や必要な知識をイメージさせる。
  • ビジョン・ミッション映像:経営層やリーダー社員が企業のビジョンについて語り、共感や理解を促す。
  • オンボーディング説明:入社後のサポート体制やキャリアアップのフローを明確に紹介し、安心感を与える。

中途採用動画の内容や表現方法は、目的やターゲットにマッチしたものを選択することでより効果を発揮します。求人の応募数や質にも関わるため、自社で企画するのが難しいと感じたらプロの制作会社に提案を依頼するのも手です。

しっかりとした実績がある動画制作会社であれば、より効率的にターゲットに響く企画を提案してくれるでしょう。適切な採用広報活動は採用にかけるコストや時間のスリム化にもつながるため、結果的に自社で企画・制作するよりコストパフォーマンスが良くなるケースもあります。

中途採用動画の制作・活用についてさらに詳しく知りたい方は、多数の実績を持つボーダーレスへぜひお気軽にご相談ください。採用動画の制作実績や具体的なサービス内容については、新卒・中途採用動画制作サービスのページで紹介しています。

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