保険は動画でわかりやすく伝える時代!メリット・種類・制作のコツ・費用までわかる完全ガイド
2025.05.22
保険動画とは、保険商品の必要性やメリットを、顧客や取引先にわかりやすく伝えるための動画です。
保険動画は、保険商品の販路拡大に役立ちます。
このコラム記事では、保険会社、保険代理店、保険関連の紙媒体を扱う制作会社の担当者様に向けて、保険動画を制作するメリットをお伝えします。さらに、以下のポイントも具体的に紹介します。
- 保険動画の種類と用途
- 保険動画の成功事例
- 保険動画の費用相場と制作の流れ
- 魅力的な保険動画を作成するコツ
ぜひ最後までご覧ください。
1. 保険動画を制作するメリット
「動画」には、紙媒体に比べてすぐれた情報伝達力があります。また、多彩な映像表現も可能です。はじめに、動画の特徴と保険業界で動画を制作・活用するメリットをみていきましょう。
① 動画の情報伝達力
「1分間の動画は180万語に相当する」「1分間の動画の情報量は、Webページに換算すると約3,600ページ分である」。これは、2014年にフォレスト・リサーチ社(Forrester Research Inc.)のジェームズ・マグベイ博士が、動画の効果を比喩的に表現した一文です。
参考1:bold CONTENT|1分間の動画は本当に180万語の価値があるのか?
参考2:Why use video-1 Minute Media
動画は、映像、音、テキストなどを活用して、視聴者の視覚・聴力に同時にアプローチできるコンテンツです。短時間でより多くの情報を視聴者に伝えられます。
動画で伝達できる情報
- 映像(出演者、物、風景、建物など)
- 音(出演者のセリフ、効果音、BGM、自然な音など)
- テキスト(タイトル、テロップなど)
「映像」をさらに細かくみると、出演者の年齢や服装、表情や仕草といった映像も視聴者がキャッチする情報になり得ます。
このように、動画を活用すると、その多彩な映像表現を駆使してより多くの情報をスムーズに顧客に伝えられるのです。
② なぜ紙媒体だけでは伝わりにくいのか?
「パンフレットなどの紙資料を活用しても、なぜか顧客に保険商品の魅力・必要性が伝わらない…」と感じた経験はないでしょうか?
保険の魅力が顧客に伝わりにくい理由として、以下の項目が挙げられます。
- 保険の仕組みや専門用語が難しい
- 顧客の関心を引きにくい
顧客にとって、保険商品の仕組みは複雑です。
図表やイラストを活用しても、その内容を十分に理解できない顧客は存在します。
また、保険を契約した方の体験談も、紙媒体では伝わりにくいものです。
パンフレットなどの資料では、保険を契約した人の表情や言葉をリアルに表現することは困難です。保険の魅力や必要性が十分に伝わらないかもしれません。
③ 保険業界における動画の必要性
オンライン接客を希望する人の増加にともない、保険の仕組みや契約方法をわかりやすく伝える手段として、動画の重要性が高まっています。
2021年、ベルフルフェイス株式会社は金融商品(保険・証券)を購入する際の接客方法に関する調査を実施しました。
【調査の概要】
テーマ:金融・保険商品購入者の「オンライン接客」と「対面接客」の希望に関する調査
調査対象:直近1年以内に金融・保険商品を購入した経験のある方
回答者:732名
参考:PRTIMES|金融・保険商品購入者のオンライン接客と対面接客の希望意向に関する調査をベルフェイスが実施
同調査によると、「今後、金融商品(保険・証券)を購入する際は、対面での接客とオンラインでの接客のどちらを選択したいですか?」という質問に対し「オンラインを希望する」と答えた人は全体の約20%。つまり、5人に1人はオンラインによる接客を希望するという結果が出ました(「対面を希望する」と答えた割合は全体の約45%)。
保険動画は、オンライン接客を希望する顧客のニーズにも応えることができます。
また、若年層の情報収集の手段が動画中心に変化しており、紙媒体だけでは届けられない層にアプローチするためにも、動画の活用が求められています。
2.【事例付】保険動画の種類と用途
保険業界で制作・活用されている保険動画は、以下の3種類に分けられます。
- ① 保険商品の紹介動画
- ② 社内・代理店向けの研修動画
- ③ 既存顧客向けのサポート・アフターフォロー動画
それぞれの用途や効果を事例と一緒に確認しましょう。
① 保険商品の紹介動画
保険商品の紹介動画は、保険商品の販売促進を目的とした動画です。
保険の魅力や必要性をわかりやすく伝えることで、顧客の購買意欲を高め契約へと導きます。
保険動画の効果をわかりやすくお伝えするために、ここで「AIDMA(アイドマ)モデル」を紹介します。
AIDMAモデルとは |
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顧客の「商品を知ってから購入に至るまでの一連の行動」を時間ごとに分析することで、顧客の心理状態に最適なアプローチ方法を明らかにする手法 |
AIDMAモデルでは、消費者の購買行動を以下の5つに分けて考えます。
- Attention(認知):消費者が保険商品を知る「こんな保険があるんだ」
- Interest(関心):消費者が保険商品に興味を持つ「自分も保険に入った方がいいのかな?」「自分の境遇だと、どのような保障を受けられるんだろう?」
- Desire(欲求):保険商品を「欲しい」と思う「将来に備えて保険に入った方がいいかもしれない」「詳しい話を聞いてみよう」
- Memory(記憶):保険商品が欲しいと思ったことを忘れている「連絡しようと思っていたことを忘れていた!」
- Action(行動):購買意欲は高いが、購入する機会がない「本当に加入して大丈夫かな?」「どこで申し込めばいいんだろう?」
前置きが長くなりましたが、このAIDMAモデルに沿って、保険動画の効果をお伝えします。
Attention(認知)
「認知」は、顧客がこれから保険商品の存在を知る段階です。
保険動画をYouTube広告やSNS広告などのWeb広告で発信すると、保険の存在や必要性をターゲット層にアピールできます。
事例:タレントのキャラクター性を活かし「保険はいらないのでは?」という逆説から入る斬新なCM
ライフネット生命CM「大きな世界と小さなマツコさん(保険はいらない)篇」
このほかにも、視聴者が共感しやすい「人生の変化」をテーマにした短いストーリー動画は視聴者の共感獲得に有効です。また、インパクト重視の動画を活用すると、自社の保険商品を効果的に視聴者に認知してもらえるでしょう。
Interest(関心)
「関心」は、顧客が保険商品を気にしている段階です。
ターゲット層が抱える将来への不安、保険商品のメリットなどを動画で伝えることで、保険商品への興味・関心を獲得できます。子どもの教育、老後のための資金といった話題がおすすめです。
事例:ターゲットに合わせた悩みをリアルに再現
かんぽ生命「新社会人、不安尽きない問題篇」
新社会人が抱きやすい悩みをコミカルに表現した保険動画です。「新生活で未来に向けた保険選び」というテーマを簡潔に紹介しています。
事例:保険にまつわる家族の感動ショートムービー
日本生命「実話をもとにした家族と保険のストーリー」
保険にまつわる実話をもとにした動画です。息子の将来を考えた母の行動が、映像・音楽によって感動的に描かれています。これまでに24万回以上視聴されている人気動画です。
Desire(欲求)
「欲求」は、顧客が保険商品について一定の興味・関心を抱いている段階です。しかし、今すぐ購入するほどの購買意欲はありません。
保険動画によって「この保険に入ると、こんな保障が受けられる」「今加入すると保険料が安くなる」といった保険商品のメリットを伝えましょう。顧客の購買意欲を効果的に高められます。
また、未加入だった場合のリスクや保険に加入した成功例を、ストーリー形式で紹介する動画も有効です。
事例:親しみやすいキャラクターアニメーションで分かりやすく説明
三井住友海上「見守るサイバー保険」
親しみやすいキャラクターアニメーションを活用した動画です。テロップやナレーションを活用して、セキュリティ対策の重要性をわかりやすく伝えています。
Memory(記憶)
「記憶」は、保険商品への購買意欲は高いものの、商品の存在を忘れている段階です。
自社の存在や保険商品を思い出してもらって、次の「契約に直接つながる行動」を促す必要があります。
保険動画では、自社と他社の違いやメリットを比べた比較動画を制作・発信するとよいでしょう。「1分で学ぶ保険の基本」といったテーマの動画を制作して、自社の存在をアピールする施策もおすすめです。
事例:詳細は語らず“思い出してもらう”動画アプローチ
ソニー損保の火災保険CM
ソニー損保の自動車保険CM
保険会社の社名・実績を簡潔に紹介した短尺の保険動画です。保障内容などの詳細は語らず、商品名や会社名を繰り返し伝えています。ターゲットに自社の存在を思い出してもらう効果的な施策です。
Action(行動)
「行動」は、保険商品の目星はついているものの購入する機会がない段階です。
保険動画の最後に「お申込みはこちら」「無料相談の申込みはこちらをクリック」といったボタンを設置して、顧客の行動を後押ししてあげましょう。
また、顧客の中には「本当に申し込んでいいのかな?」「思っていた内容と違ったらどうしよう?」と迷っている人もいます。
そこで、以下のような顧客の疑問を解決する動画を制作して、加入のハードルを下げるのがよいでしょう。
- Q&A動画
- スマホの申込みガイド動画
事例:プロがピンポイントで疑問を解決する動画
アクサ生命「変額保険と外貨建て保険ってどっちが得するの?」
「投資の教科書」などを著書に持つ資産形成のプロが、保険の疑問をピンポイントで解決する動画です。保険に役立つ情報を提供することで、保険加入のハードルを下げています。
② 社内・代理店向けの研修動画
保険の研修動画は、主に社内の新入社員や中途社員に向けて、保険商品の詳細・販売手法を解説する動画です。
動画の多彩な表現方法と情報伝達力をいかし、保険の基礎知識や特徴をわかりやすく伝えています。
一度制作した動画は、e-ラーニングにも活用できるため、「資料を用意する労力や印刷代などを節約したい」と考える企業にもおすすめの保険動画です。
研修動画の活用例
- 商談が成立するまでのシナリオを実写やアニメーションで紹介
- 顧客とのコミュニケーションの模範となるトーク集
- 成功事例と失敗事例を比較
- 法的リスクや社内倫理違反を防止
保険の研修動画は、代理店・紙媒体の制作会社のサポートにも活用できます。新保険の情報や今後の営業戦略といった情報もわかりやすく伝えられるでしょう。
研修動画は、自社の新入社員・中途社員、そして代理店や制作会社の営業スキルをムラなく伸ばしたいときに効果的です。
③ 既存顧客向けのサポート・アフターフォロー動画
保険動画は、既存顧客のサポートやアフターフォローにも有効活用できます。
以下の事例に分けて、その有効性を簡潔に紹介します。
- 契約内容の解説動画
- 手続きガイド動画
- FAQ動画
- 保険見直し動画
- 企業の信頼アップ動画
契約内容の解説動画
保険契約の詳細を解説する動画です。加入者やその家族に向けて、契約内容の正しい理解を促すために使用します。
日本生命チャンネル「契約者代理制度」
手続きガイド動画
保険金の請求方法や住所変更などの手続きを解説する動画です。手続き画面にナレーションを挿入することで、直感的に理解できるようにサポートします。
手続きガイド動画は、契約者の問い合わせにかかる負担を軽減したいときに有効です。
三井住友海上火災保険「ご契約者さま向け サービス説明」
マニュライフ生命「保険金請求お手続きのご案内」
FAQ動画
問い合わせ件数が多い「よくある質問」をまとめた動画です。問い合わせ件数の削減を図ることで、自社スタッフの負担軽減を実現します。
葬儀保険 千の風ベル少額短期保険株式会社「葬儀保険「千の風」によせられるよくある質問について」
保険見直し動画
結婚・出産・退職などのライフイベントにあわせて制作する保険動画です。ライフイベントは、保険見直しの時期でもあります。保険見直し動画は、追加契約や更新を促したいときにおすすめです。
三井住友海上「あなたのヒーロー、見直しませんか?火災保険動画
企業の信頼アップ動画
実際の事故対応の事例や保険金支払いの流れを紹介する動画です。自社の対応事例を紹介することで、企業の透明性を強調できます。
損保ジャパン「その声を安心に変えて」 (Case.4保険金支払い部門篇)
AXA JAPAN自動車保険WEB動画「事故が起きたら?!事故後の流れ」篇|アクサダイレクト
3. わかりやすい保険動画を制作するコツ
わかりやすい保険動画を制作するために、動画制作のコツを押さえておきましょう。
- ① 複雑な内容をわかりやすく伝える
- ② 動画にストーリーを取り入れる
- ③ ターゲットの年齢層にあわせて演出方法を変える
① 複雑な内容をわかりやすく伝える
保険商品の仕組みや流れを紹介する際は、以下のポイントが重要です。
- 専門用語を日常的な言葉に置き換える
- グラフ・図解・アニメーションを使って視聴者の理解をサポートする
- テーマごとに短尺の動画をつくる
- Q&A形式を取り入れる
- テロップやアイコンを活用し視覚的に理解しやすくする
専門用語を日常的な言葉に置き換える
保険の専門用語は、一般消費者にとって馴染みのうすい言葉です。たとえば、「免責事項」は「保険金のお支払いができない項目」に置き換えると顧客は理解できるでしょう。
グラフ・図解・アニメーションを使って視聴者の理解をサポートする
「解約返戻金」を説明する際は、アニメーションによって支払いの流れを紹介すると親切です。
テーマごとに短尺の動画をつくる
1本の動画に情報を詰め込みすぎると、視聴者に負担がかかります。
「1分でわかる医療保険の選び方」「1分でわかるがん保険の必要性」のように、テーマごとに短い動画を制作しましょう。
Q&A形式を取り入れる
「契約後に解約するとどうなる?」といったよくある質問を動画で説明する形式は、視聴者の不安や疑問を解消しやすく、安心感を与える効果があります。
たとえば以下のような質問をテーマに、1本1分程度の短尺でまとめるのがおすすめです。
- 「保険金はどんなときに支払われるの?」
- 「入院したとき、いくら支給されるの?」
- 「持病があっても加入できるの?」
- 「ネット申し込み後の流れは?」
- 「契約内容の変更はどうやってするの?」
テロップやアイコンを活用し視覚的に理解しやすくする
「このポイントが重要!」など、強調したい情報は大きな文字+色付き背景で表示し、視聴者の注意を引きます。
他にも、「保障内容」「支払い条件」「申込みの流れ」などをアイコン付きで段階的に表示すれば、視聴者が内容を自然に整理しながら視聴できます。
② 動画にストーリーを取り入れる
保険商品は、病気、ケガ、事故、自然災害などの予測しにくい事態に備えるものです。こうした事態は、いつどこで誰に起こるか予測ができません。
想像しにくい将来のリスクを、顧客に「自分にも関係があること」として考えてもらうために、動画にストーリーを取り入れてみましょう。
具体例が次のとおりです。
- 「保険に入ってよかった」当事者のインタビュー動画
- リスクの現実を伝えるドキュメンタリー風動画
- 家族を守る視点で描くドラマ仕立ての動画
- 「保険がある場合/保険がない場合」で比較するシミュレーション動画
- 「人生の転機にあわせて保障も変わる」ライフイベント動画
「保険に入ってよかった」当事者のインタビュー動画
「医療保険に入っていたおかげで、手術にかかる負担が少なく済んだ」「思いもよらない事故に巻き込まれてしまった。もしも保険がなかったら…」と、当事者や経験者が語る動画は、保険のメリットをわかりやすく伝えてくれます。
リスクの現実を伝えるドキュメンタリー風動画
災害・事故・病気などの経験者が「もし保険がなかったら…」と語るリアルな証言を通じて、保険の必要性を伝える動画です。インタビュー動画に似ていますが、もう少し自分事化してもらうために、体験の背景や状況も描くドキュメンタリー形式で構成されています。数字では伝わりにくい“安心の価値”を、感情に訴えかける形で届けます。
家族を守る視点で描くドラマ仕立ての動画
家族を守ることの大切さをテーマにしたドラマ仕立ての動画は、視聴者の共感を呼びやすく、感情に訴えることで保険の必要性を自然に伝えることができます。日常の中に潜むリスクや「もしもの時」の不安を描きつつ、保険の役割をさりげなく組み込むことで、押し付けがましくない形でメッセージを届けられます。
「保険がある場合/保険がない場合」で比較するシミュレーション動画
交通事故や病気などのケースを想定し、保険加入の有無による経済的負担の違いを視覚的に比較するシミュレーション動画は、保険の重要性を直感的に理解してもらうのに効果的です。具体的な数字やグラフを用いることで、視聴者が自分ごととして捉えやすくなり、納得感を持ってもらいやすくなります。
「人生の転機にあわせて保障も変わる」ライフイベント動画
ライフプラン動画は、結婚、出産、育児、住宅の購入、定年退職、親の介護といった人生の転機にあわせて制作しましょう。「家族が増えると必要な保障も変わる」という事実を、顧客にわかりやすく伝えられます。
③ ターゲットの年齢層にあわせて演出方法を変える
保険動画の演出は、ターゲットにあわせて変えることが重要です。
保険動画の主なターゲットと具体例を、下表にまとめましたのでご覧ください。
ターゲット | 具体例 |
---|---|
高齢者向け |
|
若年層向け |
|
ファミリー向け |
|
保険商品のターゲットにあわせて、上記のポイントを満たしているかチェックしましょう。
④ アニメーションvs実写「最適な選択肢」とは?
動画制作は、大きく「アニメーション映像」「実写映像」「アニメーション+実写=ハイブリッド映像」に分けられます。
それぞれの強み・弱みをまずは下表で確認しましょう。
強み | 弱み | |
---|---|---|
アニメーション映像 |
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|
実写映像 |
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以下に、各動画の特徴と用途を紹介します。
アニメーション動画の特徴と用途
イラストや絵に動きをつけることで、自由な表現を可能にするのがアニメーション動画です。
数字や時間をわかりやすく表現できるアニメーション動画は、保険の仕組みや契約の流れを解説するのに適しています。
また、アニメーション動画では出演者を準備する必要がありません。出演料をカットして動画の制作コストを抑えられます。
保険会社や保険商品のイメージカラーにあわせてアニメーションを制作すれば、パンフレットなどの紙面デザインとの整合性を取りやすいでしょう。
アニメーション動画は、代理店向けの研修活動や商品の紹介、データやグラフを活用した統計映像をつくりたいケースにも活用できます。
実写動画の特徴と用途
実写動画は、実際の人物や場所、物などを撮影する動画です。主にインタビュー動画、ドキュメンタリー動画、ストーリー動画などに用いられています。
実写動画の強みは、信頼感や安全性を表現しやすい点です。
たとえば、自社のカスタマーサポートを紹介するとき、現場のオフィスや顧客に対応するスタッフの映像を実写で表現することで、顧客の信頼を獲得できます。
また、出演者の気持ちや意気込みが視聴者に伝わりやすいというメリットもあります。代表者のメッセージや代理店の営業担当者を紹介したいときに効果的です。
ハイブリッド型(アニメーション+実写)の特徴と用途
アニメーションと実写を組み合わせた動画が「ハイブリッド型」です。
ハイブリッド型は、実写が表現できる人物や風景の温かみとアニメーションの緻密な表現を同時に描ける映像手法です。
たとえば、営業担当者の説明にグラフィックを重ねて補足したり、顧客が出演するインタビューに「図解アニメーション」を挿入したりといった演出は、ハイブリッド型にしかできない表現方法です。
ハイブリッド型は、保険商品の紹介動画、研修用動画、シミュレーション動画、ライフイベント動画など幅広い用途で活用できます。
4. 保険動画の費用相場と制作フロー
保険動画の費用相場、特徴、用途を下表にまとめました。
費用相場/th> | 特徴・クオリティ | 用途 |
---|---|---|
10万〜50万 |
|
|
30万〜300万 |
|
|
50万〜1000万 |
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|
▼ 動画制作費用の相場や費用の内訳を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
続いて、映像制作会社と協力して制作する保険動画の制作フローを紹介します。
実写動画の制作フロー
- 1. 打ち合わせ
- 2. 企画
- 3. シナリオ・コンテ作成
- 4. 撮影準備
- 5. 撮影
- 6. 編集
- 7. 試写(映像チェック)
- 8. MA(マルチオーディオ)
- 9. 納品
アニメーション動画の制作フロー
アニメーション動画では、実写にある「撮影」のプロセスが省略されます。
- 1. 打ち合わせ
- 2. 企画
- 3. シナリオ・コンテ作成
- 4. デザイン作成
- 5. オフライン作成
- 6. アニメーション制作
- 7. 試写(映像チェック)
- 8. MA(マルチオーディオ)
- 9. 納品
実写動画の制作期間は2ヶ月~3カ月以上です。アニメーション動画では、撮影がない分、制作期間や予算が抑えられるケースがあります。
▼ 映像・動画制作の流れや映像制作に関するQ&Aをご覧になりたい方は、こちらの記事もご覧ください。
5. まとめ:保険動画を活用して伝わる情報発信を
保険会社、保険代理店、紙媒体資料の制作会社が、保険動画を制作するメリットを紹介してきました。
保険動画は、保険商品の必要性やメリットを、わかりやすく顧客に伝えられる施策です。最後に具体的なメリットをおさらいしましょう。
- 保険動画は、顧客の「保険商品の認知から加入に至るまでのプロセス」を効率的にフォローできる
- 代理店・制作会社向けに制作した保険動画は、「保険商品の情報」や「保険会社の営業戦略」をわかりやすく伝達する
- 保険動画は、既存顧客のサポート・アフターサービスにも運用可能
この機会に自社に最適な保険動画を制作して、保険商品の販売数アップや自社の利益拡大にお役立てください。
なお、弊社ボーダーレスには、保険動画に関する豊富な制作実績がございます。お問い合わせいただいた方には、守秘義務の観点からWeb上に掲載できない保険動画の制作実績をお見せいたしますので、保険動画の制作に少しでも興味のある方は、ぜひ弊社までご連絡くださいませ。
ボーダーレスは、長年培ってきた動画広告の制作ノウハウと「動画制作の内製化」という独自のスタイルを通じて、お客様が求める高品質な映像・動画をお届けいたします。