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  4. 動画広告の入門ガイド|主な種類と課金方式・目的別の選び方・成功事例など

動画広告の入門ガイド|主な種類と課金方式・目的別の選び方・成功事例など

【その他】

2026.08.20

映像と音声を組み合わせた“動画”をターゲットに合わせた“媒体”で配信する「動画広告」。

インターネットを利用する幅広い年代のユーザーに、商品やサービスの魅力をわかりやすく届ける現代に欠かせない広告形態です。

ですが、動画広告を運用した経験がない方なら『動画広告は自社に合っているかな?』『どの媒体なら成果につながるだろう?』と疑問に思うかもしれません。

この記事では、動画広告の基礎知識をわかりやすく紹介します。

  • 動画広告の概要とメリット・デメリット
  • 動画広告の主な種類と課金方式
  • 動画広告の選び方(目的別)
  • 動画広告の費用相場
  • 動画広告で成果を出すポイント
  • 動画広告の成功事例

記事の監修者は、2007年の設立から映像・動画制作を自社で内製化している株式会社ボーダーレスです。

映像制作会社ならではの視点で、動画広告をビジネスに活用するポイントをお伝えしますので、ぜひご活用ください。

INDEX

1. 動画広告とは

動画広告は、動画のメリットをいかして商品やサービスを訴求する広告形態です。

映像と音声、ストーリーに演出などを上手に組み合わせることで、ターゲットの印象に残るコミュニケーションを実現します。

動画広告の媒体には、YouTubeやTikTokなどの「動画共有サービス」。InstagramやFacebook、Xといったショート動画が主流のSNSがあります。

動画広告を出稿すると、こうした媒体を利用するユーザーに自社の広告を幅広く配信できるのです。

各媒体の全年代(13歳~79歳の男女)の利用率

広告を出稿できる媒体名 利用率
YouTube 81.5%
Instagram 54.8%
X 44.7%
TikTok 36.7%
Facebook 27.0%

※アンケート調査で「自分が利用している」と回答した割合。(日記式調査の調査期間において実際に利用した人の割合(行為者率)とは異なる)

参照:総務省情報通信政策研究所|令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(概要)第5章

静止画広告との違い

静止画広告は、画像とテキストを組み合わせた“動きのない”広告形式です。主にWebサイトやアプリの広告枠に掲載されます。

静止画広告は動画広告により少ない工程で制作できるため、「短期間で広告を出稿したい」「広告の制作費を抑えたい」といった状況で役に立ちます

もしも静止画広告で実現が困難な目標を立てるときは、映像のメリットをいかした動画広告が適切でしょう。

動画広告の目標例

  • 「視聴者の感情を動かしたい」
  • 「商品の使い方を映像で紹介したい」
  • 「サービス名を視聴者に覚えてもらいたい」

動画広告と静止画広告の違い

動画広告 静止画広告
表現方法 動きがある・映像、音声、テキストの組み合わせ 動きが少ない・画像(イラストや写真など)とテキストの組み合わせ
制作期間 長め 短め
制作コスト 高め 安価な制作も可能
視聴者にあたえるインパクト 記憶に残りやすい どちらかといえば忘れやすい
商品理解 深めやすい シンプルな訴求なら可
感情への訴求 向いている やや不得意
利用シーンの紹介 できる むずかしい
目標の例 認知拡大・商品理解・ブランディング キャンペーン告知・クリック獲得

実際の現場では、多くの企業は商品や予算に合わせて、動画広告と静止画広告を使い分けています。「どちらを選ぶべきか」ではなく、目的に応じた無理のない選択が大切です。

2. 動画広告のメリット

動画広告には4つのメリットがあります。

  • ① 商品・サービスの魅力をわかりやすく伝えられる
  • ② 視聴者の記憶に残りやすい
  • ③ SNSでの拡散を期待できる
  • ④ 幅広いマーケティング目的に活用できる

静止画にはない強み、動画広告がSNSでシェアされる意義などを確認しましょう。

① 商品・サービスの魅力をわかりやすく伝えられる

動画広告を活用すると、文章や静止画では伝わりにくい商材の価値を訴求できます。たとえば、

  • SaaSサービスの操作方法
  • 化粧品の“ビフォー・アフター”
  • 観光地の魅力
  • 食品の“おいしさ”
  • 製造業の設備

こうした複雑なサービスや認知度の低い商品、言葉による説明がむずかしい商材の魅力を、動画広告は視覚でわかりやすく表現できるのです。

② 商品名や特徴が視聴者の記憶に残りやすい

インパクトのある映像を配信できるのも動画広告の強みです。

そもそも動画とは、何十枚もの静止画を1秒間に何枚も表示させることで、動いているようにみせる映像表現。

“動き”や流れなどを映像化することで、視聴者に深い印象を残せます。映像にストーリーを盛り込めば、視聴者の感情を揺さぶることも可能です。

動画広告は、商品名・サービス名の認知拡大のほか、ブランドイメージや企業イメージの構築も期待できる施策です。

動画広告に活用できる動画の例

  • プロモーション動画(印象的なキャッチコピー)
  • 商品紹介動画(商品利用後の変化を描くストーリー)
  • ブランディング動画(企業理念を伝えるムービー)

③ SNSでの拡散を期待できる

動画広告がSNSなどのメディアでシェアされると、広告費以外の流入を期待できます。

動画広告がSNSで拡散される流れ

  • 1.動画広告を配信する
  • 2.配信した自社の動画がSNSなどで「面白い」「参考になる」と話題になる
  • 3.SNSを利用するユーザーがシェアする
  • 4.企業、商品・サービスを目にする人が増える
  • 5.広告費以外の流入につながる

皆さんも、深く共感できる動画や「面白い!」と感じた動画に出会ったとき、思わず友人や家族にシェアした経験がないでしょうか。自社の動画広告がSNS上で拡散されると、自社に思わぬ利益をもたらすこともあります。

ただし、動画広告は必ず広まるわけではありません。拡散を目的にするよりも、視聴者にとって価値ある内容を提供することが大切です。

動画中心のプラットフォームとして成長している媒体先

  • Instagramのリール
  • TikTok
  • アプリの動画広告

④ マーケティングに幅広く活用できる

動画広告は、ターゲットの購買プロセスに合わせて幅広く活用できます。

たとえば、「認知」「興味・関心」「比較・検討」「購入」の各段階にいるターゲットに対して、その購買意欲に合わせた広告を届けられるのです。

※見込み顧客が商品・サービスの購買に至るまでのプロセスを4つに分けたもの(マーケティングファネルより)

動画広告をマーケティングの活用した例

購買プロセス 広告動画の例 狙い
認知
  • ブランド動画
  • YouTube広告など
認知拡大
興味・関心
  • サービス紹介動画
  • 商品紹介動画
商品への理解促進
比較・検討
  • 導入事例動画
  • 比較動画
問い合わせ獲得
購入
  • キャンペーン動画
  • SNS広告
購買促進

上記のほかにも、「コンセプトムービー」「企業紹介動画」は企業のブランディングに効果的です。

商品・サービスの広告ではありませんが、「社員インタビュー動画」は企業の採用活動を活性化してくれるでしょう。

3. 動画広告のデメリット

1本の動画が完成するまでには、ある程度の時間や人手が必要です。しかし、制作・配信した動画広告が絶対に成果につながるとは限りません。

たとえば、視聴者が冒頭の数秒だけ視聴して離脱すると、自社の商材を十分にアピールできないおそれがあります。

動画広告のメリットだけでなくデメリットも押さえておきましょう。

  • ① 制作コストと制作期間が発生する
  • ② 分析や改善を繰り返す必要がある
  • ③ 冒頭で興味をひけないと離脱されやすい

① 制作コストと制作期間が発生する

動画制作では人件費と制作期間が発生します。

動画制作の主な工程

  • 企画
  • 構成作成(シナリオ・絵コンテの作成など)
  • 撮影(出演者・撮影場所の手配が必要になることも)
  • 編集(ナレーション収録や音声の調整作業など)
  • 修正作業

制作費は、動画の内容や求める品質、配信する媒体によって変動します。1本あたり月額数万円~数十万円の予算は組む必要があるでしょう。詳しい相場は「6. 動画広告の費用相場」でお伝えします。

制作会社へ動画制作を依頼する場合は、スケジュールの確保も必要です。

短期間で制作できるケースもありますが、高品質を求めると完成までに時間がかかる可能性があります。

▼ 関連記事

映像・動画制作の流れがわかる!工程表で準備~納品までのポイントをチェック

動画制作の相場・費用の内訳から制作会社の選び方まで!映像制作のプロが解説

② 分析や改善を繰り返す必要がある

動画広告は、配信後の分析と改善が大切です。

改善点がある動画広告の活用例

  • ターゲット設定が曖昧⇒興味のない人に広告が表示される
  • 商品説明ばかりの動画⇒視聴途中で離脱される
  • 動画の内容と媒体が合っていない⇒視聴されにくい、視聴されても成果につながりにくい

上記の失敗を防ぐためには、動画の内容を改善する必要があります。しかし、視聴デーを分析できるスタッフが社内にいない場合は、新たに育成コストや採用コストが発生するかもしれません。

③ 冒頭で興味をひけないと離脱されやすい

動画広告で成果を出すためには、短時間で視聴者の興味をひく必要があります。視聴者に「自分には関係がない」と思われ離脱されると、商品の魅力を届けられません。

視聴者の興味をひく仕掛けを「フック」と呼びます。効果的なフックを設置するには、動画制作者にある程度の知識や経験が必要です。

4. 動画広告の主な種類と課金方式

動画広告の主な配信先は、「YouTube」「Instagram」「TikTok」「Facebook」「Google動画広告」「Yahoo!動画広告」です。

これらの媒体には枝分かれするように複数の広告形式があり、「動画が表示されるタイミング」「スキップ機能」「配信時間」などが異なります。

動画広告の成果を左右する媒体先について詳しく確認していきましょう。動画広告を出稿できるWebサイトやアプリも紹介します。

動画広告の主な課金方式

動画広告の課金方式は、媒体によって異なります。まずは主な課金方式を確認しましょう。

  • CPV(視聴課金)
  • CPCV(完全視聴課金)
  • CPM(インプレッション課金)
  • CPC(クリック課金)

動画広告の費用対効果は、課金方式によっても変動します。

広告の効果を最大化するために、ぜひ配信目的やマーケティング施策のゴールに合わせて、自社に合ったタイプを探してみてください。

【動画広告の課金方式一覧表】

課金方式 課金のタイミング 向いている目的 主な利用媒体
CPV(視聴課金) 動画が一定時間以上視聴された 認知拡大・商品への理解促進 YouTube広告
CPCV(完全視聴課金) 動画が最後まで視聴された 動画視聴完了率を向上させたい 動画広告全般
CPM(インプレッション課金) 広告が1,000回表示された 認知拡大・ブランディング SNS広告・動画広告全般
CPC(クリック課金) 広告がクリックされた サイト誘導・問い合わせの獲得 SNS広告・Web広告

動画広告の主な種類と課金方式

YouTube

広告の種類 主な目的 主な課金方式
インストリーム広告 認知拡大・商品理解 CPV・CPM
インフィード広告 興味喚起・比較検討 CPC・CPV
ショート広告 若年層への認知拡大 CPV・CPM
バンパー広告 短時間での認知拡大 CPM
マストヘッド広告 大規模認知拡大 CPM

Instagram

広告の種類 主な目的 主な課金方式
フィード広告 商品訴求・集客 CPC・CPM
ストーリーズ広告 認知拡大・LPへの誘導 CPC・CPM
リール広告 若年層への認知拡大 CPC・CPM

TikTok

広告の種類 主な目的 主な課金方式
インフィード広告 認知拡大・集客 CPC・CPM
起動画面広告 大規模認知拡大 CPM
ハッシュタグチャレンジ広告 拡散・UGC創出 CPM

Facebook

広告の種類 主な目的 主な課金方式
動画広告 リード獲得・認知 CPC・CPM

X

広告の種類 主な目的 主な課金方式
動画広告 話題化・認知拡大 CPC・CPM

Google動画広告

広告の種類 主な目的 主な課金方式
Web全体への配信 認知の獲得・拡大 CPC・CPM

Yahoo!動画広告

広告の種類 主な目的 主な課金方式
国内ユーザーへの配信 認知の獲得・拡大 CPC・CPM

YouTube広告

YouTube広告の大きな魅力は、動画共有サービスを利用する幅広い世代へアプローチできることです。

総務省がまとめた資料によると、「ソーシャルメディア系サービス」を利用するユーザーの8割超がYouTubeを利用しています。

【YouTubeの世代別利用率】

  • 全年代:81.5%
  • 10代:95.0%
  • 20代:96.3%
  • 30代:94.0%
  • 40代:91.6%
  • 50代:84.9%
  • 60代:72.6%
  • 70代:48.5%

YouTubeは、動画共有・配信サービスの中で最も利用率の高いサービスです。

【動画共有・配信サービスの利用率】

  • YouTube:84.4%
  • Amazonプライムビデオ:40.6%
  • TVer:35.9%
  • Netflix:30.8%
  • ABEMA:15.4%

参照:総務省情報通信政策研究所|令和7年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(概要)第5章

YouTube広告は、認知拡大から商品理解、問い合わせ獲得までさまざまな目的に活用できます。年齢・性別・地域・興味関心などで配信先を設定できるなど、ターゲティングの種類も豊富です。

代表的な広告形式である「インストリーム広告」と「インフィード広告」を紹介します。

インストリーム広告

興味を持ったユーザーへ効率的にアプローチできる広告形式です。「動画の再生前、再生中、再生後」に自社の広告が表示されます。スキップ可能なタイプスキップ不可のタイプがあります。

スキップ可能なインストリーム広告

広告開始から5秒後にスキップできる広告形式です。「ユーザーが一定時間以上視聴した」「ユーザーが広告をタップまたはクリックした」場合に課金されます。

項目 内容
広告が流れるタイミング 再生前、再生中、再生後
再生時間の上限 上限なし
画面サイズ 全画面
スキップ 可(5秒後にスキップボタンが出現)
料金 視聴時間に応じて発生(広告視聴単価制)

メリット

  • 5秒間は自社の広告がスキップされない
  • 再生時間に上限なし
  • 少額の予算で始められる

動画制作のポイント

  • スキップされることを前提に構成を作る
  • 動画冒頭の5秒で視聴者の興味をひく
スキップ不可のインストリーム広告

視聴者が“スキップできない”広告形式です。ユーザーが本編を視聴するためには、広告を最後まで視聴しないといけません。ショート動画がメインのプラットフォームで活用されやすいタイプです。

項目 内容
広告が流れるタイミング 再生前、再生中、再生後
再生時間の上限 あり(60秒まで)
画面サイズ 全画面
スキップ 不可
料金 広告の表示回数に基づいて課金(目標インプレッション単価制)

メリット

  • 広告メッセージを最後まで届けられる
  • 認知施策との相性が良い
  • 商品名やブランド名を印象づけやすい

動画制作のポイント

  • ユーザー負担が大きい広告形式。「何をどのように伝えるか」が重要
  • 短時間で印象を残せるクリエイティブが必要

印象的な動画を制作するポイントは「7. 動画広告で成果を出す4つのポイント」で詳しくお伝えします。

なお、バンパー広告とは、スキップ不可のインストリーム広告の中で、最も短い再生時間(6秒まで)のフォーマットを指します。

参考:Google広告ヘルプ|スキップ不可のインストリーム広告

インフィード広告

画像引用:https://support.google.com/youtube/answer/2375464?hl=ja

インフィード広告では、「YouTubeの検索結果」「関連動画」「モバイル版のトップページ」に広告が表示されます。

インフィード広告は、検討段階の顧客や自社に興味関心のある人へのアプローチに効果的です。ユーザー自身が動画をクリック(視聴)した場合に料金が発生します。

項目 内容
広告が流れるタイミング ユーザーがクリック
再生時間の上限 上限なし
画面サイズ 全画面
スキップ
料金
  • ユーザーが広告をクリックして動画を視聴
  • 自動再生の動画を一定時間以上視聴

YouTube検索結果

YouTubeの検索結果画面に表示される広告形式です。通常動画とそっくりなデザインで広告が表示されるため、自然にユーザーへ商品を訴求できます。

メリット

  • すでに関連情報を探しているユーザーへ配信できる
  • ニーズが顕在化しているユーザーへアプローチしやすい

動画制作のポイント

  • 検索キーワードとの関連性がある動画を制作・配信する
  • BtoB商材のアピールにも効果的

YouTubeの関連動画

動画視聴中のユーザーに対して、“関連動画枠”に自社の広告を表示できます。

メリット

  • 関連テーマに興味を持つユーザーへ訴求できる
  • 広告感を抑えつつ動画視聴を促せる

動画制作のポイント

  • 競合動画の視聴者へアプローチできるケースもある
  • タイトルやサムネイルで興味をひく

モバイル版YouTubeのトップページ

スマートフォン版YouTubeのホーム画面に表示される広告です。多くのユーザーの目に触れるエリアに広告を表示できます。

メリット

  • 高い視認性を確保できる
  • 幅広いユーザーへリーチできる

動画制作のポイント

  • タイトルやサムネイルで興味をひく
  • 余白やレイアウト、色使いなどを工夫して、自社の広告を目立たせる

その他の広告形式

ここまで紹介した広告形式以外にも、YouTubeショートに出稿できる「ショート広告」やYouTubeトップページに自社の広告を表示する「マストヘッド広告」など、YouTubeにはさまざまなタイプがあります。

ショート広告は、若年層への認知拡大に効果的です。出稿の際は縦型動画が必須となるので、興味のある方は以下の記事もご覧ください。

▼ 関連記事

企業担当者必見!縦型動画の作り方・編集のコツをやさしく解説【SNSのサイズ対応表付き】

マストヘッド広告は、認知拡大を大規模で進めたいときにおすすめの広告形式です。

YouTubeトップページの最上段に自社の広告を表示できます。パソコンやスマートフォン、テレビ画面など、どの媒体にも出稿可能です。課金方式は「インプレッション単価」「時間単価」の2種類です。

Instagram広告

Instagramはビジュアル重視のプラットフォームです。Instagram広告には、

  • アプリを起動して最初に表示される「フィード」
  • 24時間限定で投稿が掲載される「ストーリーズ」
  • 縦型のショート動画を手軽に閲覧できる「リール」

といった複数の掲載面があり、それぞれに自社の動画広告を掲載できます。

写真や動画でターゲットにアプローチできる媒体は、商品やブランドの世界観を伝えるのに適切です。

また、10代~40代を中心に幅広いユーザーへ広告を配信できるため、BtoC商材の宣伝や採用活動の促進、ブランドイメージの向上などにも貢献してくれます。

フィード広告

Instagramのフィードに表示される情報は、ユーザー自身またはユーザーがフォローしているアカウントの「投稿」です。フィード広告は、ユーザーと関連が深い投稿の間に、自社の広告を自然に掲載します。

メリット

  • 広告感を抑えて商品を訴求できる
  • 商品やサービスの魅力をじっくり伝えやすい
  • リンク誘導との相性が良い

動画制作のポイント

  • 広告色が強すぎるとスルーされやすい
  • 通常投稿になじむクリエイティブを作る必要がある
  • ブランドイメージを意識した制作が重要

なお、フィード広告は画像・動画の両方に対応しています。

ストーリーズ広告

ストリーム広告は、ストーリーズを閲覧中のユーザーに、全画面で自社の動画広告を表示できる広告形式です。

メリット

  • 画面全体を使って訴求できる
  • 没入感が高い
  • リンク誘導がやりやすい

動画制作のポイント

  • 縦型動画を前提に制作する
  • 短時間で要点を伝えることが重要
  • CTA(詳しくはこちらなど)との相性が良い

リール広告

リール広告は、縦型のフルスクリーン形式で配信される広告形式です。

ユーザーが投稿する90秒以内のショート動画の間に、自社の動画広告を表示できます。全画面表示の広告はユーザーの印象に残りやすいため、リーチ獲得に非常に効果的です。

メリット

  • 再生数を獲得しやすい
  • フォロワー以外にも配信される
  • 拡散を期待できる

動画制作のポイント

  • テンポのよい動画が好まれる
  • 広告らしさを抑えた自然なクリエイティブが重要
  • 冒頭1〜3秒で興味をひく構成を意識する
  • 縦型ショート動画のノウハウを活用できる

TikTok広告

TikiTokは、縦型のショート動画に特化した動画配信プラットフォームです。10代~30代が利用者の中心ですが、近年は40代や60代のユーザーが増加しています。

画像引用:総務省|令和7年版 情報通信白書 第Ⅰ部 特集 広がりゆく「社会基盤」としてのデジタル

TikiTok広告は、認知拡大や商品の話題づくり、商品購入促進など多様な目的に活用できます。代表的な「起動画面広告」「インフィード広告」「ハッシュタグチャレンジ広告」をチェックしてみましょう。

起動画面広告

起動画面広告は、アプリ起動時に全画面に表示される広告形式です。トップビュー広告とも呼ばれます

起動画面広告の大きなメリットは、自社の広告をすべてのTikTokユーザーへ訴求できることです。静止画、GIF、動画などを活用して、自社の商材を魅力的にアピールできます。

メリット

  • 視認性が非常に高い
  • 短期間で多くのユーザーへリーチできる
  • インパクトをあたえて記憶に残りやすい

動画制作のポイント

  • 認知施策向けの広告形式
  • 大規模なキャンペーンや商品発売時に
  • まとまった広告予算が必要

インフィード広告

インフィード広告は、“おすすめフィード”の投稿と投稿の間に表示される広告形式です。ユーザーの通常投稿と同じようなデザインで広告が表示されます。

TikTok広告の一般的なタイプで、TikTokをはじめて広告に活用する企業が導入しやすい形式です。

メリット

  • 広告感を抑えて商品・サービスを宣伝できる
  • 少額から配信しやすい
  • 幅広い目的に対応可

動画制作のポイント

  • TikTokらしいテンポ感を重視
  • 広告感を抑えたクリエイティブが成果につながりやすい
  • 冒頭1~3秒で興味をひく工夫が必要

ハッシュタグチャレンジ広告

ハッシュタグチャレンジ広告は、ハッシュタグ(#)を使ったユーザー参加型の広告形式です。ハッシュタグ投稿キャンペーンとも呼ばれます。

メリット

  • ユーザーが商品と関係のあるコンテンツを自主的に作成してくれる
  • 大きな拡散効果が期待できる
  • ブランドとの接触機会を増やせる

動画制作のポイント

  • 参加しやすい企画設計が重要
  • 「踊る」「真似する」「投稿する」などのシンプルなテーマが成功しやすい
  • 他の広告形式と比較して費用が高額になる傾向がある

ハッシュタグチャレンジの活用例

  • 1.特定のオリジナルハッシュタグを作る(#○○チャレンジ!など)
  • 2.ユーザーにオリジナルハッシュタグをつけた動画投稿を促す(インフルエンサーの活用など)
  • 3.キャンペーンを拡散して商品の認知を拡大させる

ハッシュタグチャレンジでは、参加者が多ければ多いほど、企業や商品へのレビューが集まります。ハッシュタグチャレンジ広告は、大規模な認知施策やブランドキャンペーン向きの広告形式です。

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TikTok広告の種類をわかりやすく解説!成功事例・費用・動画作りのポイントも紹介

Facebook広告

Facebook広告は、精度の高いユーザーデータを活用できる広告媒体です。

Facebookを利用する際は、基本的に実名登録となります。そのため、年齢や地域、興味関心、役職など、さまざまな条件をいかしたターゲティングが可能です。

Meta広告の管理画面から、配信設定や効果測定を行えるのも強みです。複数のSNSを活用したマーケティングにも適しています。

メリット

  • 詳細なターゲティングが可能
  • ビジネス層や決裁権者へアプローチしやすい
  • BtoB商材との相性が良い
  • Instagramと併用できる

動画制作のポイント

  • 他のSNSと比較すると利用者の年齢層は高め
  • BtoB企業や高額商材の広告にも活用可
  • リード獲得や問い合わせ獲得を目的とした広告運用事例も多い

X(旧Twitter)広告

Xのタイムライン(フォローしているユーザーのツイートが流れる画面)上に、広告を配信できる広告媒体です。

メリット

  • 拡散力が高い
  • トレンドをいかした施策も可能
  • 短期間で多くのユーザーへリーチできる
  • リアルタイムな情報発信と相性が良い

動画制作のポイント

  • 話題性のある企画やキャンペーンとの相性が◎
  • BtoC商材との相性が良い
  • BtoB企業の認知施策としても活用できる

Xはリアルタイム性が高いため、ユーザーのリポストによる認知拡大を期待できます。短期間で話題化を狙いたい場合にもおすすめです。

ただし、Xのユーザーは次々と情報を取捨選択する傾向があります。一定の成果を得るためには、自社の広告を目立たせる工夫が必須です。

Webサイト・アプリの動画広告

動画広告の配信先はSNSやYouTubeだけではありません。Webサイトやアプリ内にも広告欄が用意されています。

Webサイトやアプリの強みは、自然に商品やサービスを認知してもらえる点です。情報収集したりコンテンツを楽しんだりしているユーザーの手もとへ、自社の広告を掲載できます。SNSとは異なるユーザー層へアプローチできるのです。

認知拡大を目的としたブランディングから、Webサイトへの誘導や問い合わせ獲得まで。Webサイト・アプリの動画広告は、幅広いマーケティング目的で活用されています。

Google動画広告

Googleが提供するさまざまなサービスに広告を配信できる媒体です。

YouTubeのほか、Google動画パートナーに加盟しているWebサイトやアプリに配信できます。BtoB、BtoCを問わず活用されている代表的な動画広告配信プラットフォームです。

主な配信先

  • YouTube
  • ニュースサイト
  • Webメディア
  • マンガアプリ
  • ゲームアプリ
  • 各種モバイルアプリ

メリット

  • 種類豊富な配信面
  • 詳細なターゲティングが可能
  • 幅広い業種に活用可

広告運用のポイント

  • Google検索データやYouTube視聴履歴などを活用した高精度なターゲティング
  • 認知施策からコンバージョン獲得まで幅広く対応

Yahoo!動画広告

Yahoo! JAPAN関連サービスや提携サイトへ配信できる広告媒体です。

Google動画広告は配信面とターゲティングの豊富さが強みですが、Yahoo!広告は国内ユーザーへのアプローチにすぐれています。目的やターゲットによって使い分けることが重要です。

メリット

  • 国内ユーザーへ幅広くアプローチできる
  • Yahoo!サービス利用者への訴求が可能
  • 比較的幅広い年齢層へ配信できる

主な配信先

  • Yahoo! JAPANトップページ
  • Yahoo!ニュース
  • Yahoo!知恵袋
  • Yahoo!メール
  • 提携サイト・アプリ

Google動画広告とYahoo!動画広告の違い

項目 Google動画広告 Yahoo!動画広告
主な配信先
  • YouTube
  • 提携サイト
  • 提携アプリ
  • Yahoo! JAPAN
  • Yahoo!ニュース
  • 提携サイト
リーチ規模 非常に大きい 国内中心
独自データ
  • Google検索データ
  • YouTube視聴データ
Yahoo! JAPAN利用データ
ターゲティング例
  • 検索キーワード
  • 興味関心
  • 購買意欲
  • リマーケティング
  • 興味関心
  • 属性
  • 行動履歴
ターゲット BtoB、BtoC両方に強い どちらかといえばBtoCに強い

マンガアプリ

マンガアプリの多くは、無料で作品を読み進めたいユーザーに対して、「(広告)動画を視聴して続きを読む」という方法を採用しています。この形式は、自社広告の高い視聴完了率を期待できるのがメリットです。

主な媒体

  • LINEマンガ
  • ピッコマ
  • 少年ジャンプ+
  • マガポケ

メリット

  • 動画を最後まで視聴されやすい
  • 若年層から中年層まで幅広くリーチできる
  • エンタメ商材との相性が良い

広告運用のポイント

  • エンタメ、ゲーム、アプリ系商材との相性が良い
  • 若年層への認知施策として活用されるケースが多い

ゲームアプリ

ゲームアプリでは、リワード広告によって自社の商品・サービスの情報をユーザーに届けられます。

リワード広告とは、一定の条件をクリアしたユーザーに報酬(リワード)をプレゼントする仕組みです。広告を視聴したユーザーはゲーム内通貨やアイテムなどを受け取れます。ゲームアプリはマンガアプリと同様に、高い視聴率を期待できる広告媒体です。

主な表示タイミング

  • ゲームクリア後
  • アイテム獲得時
  • コンティニュー時

メリット

  • 大量配信しやすい
  • 動画を最後まで視聴されるケースが多い
  • 幅広いユーザーへリーチできる

広告運用のポイント

  • 高い視聴完了率を期待できる
  • 認知拡大やアプリインストール施策で活用されることが多い

キュレーションアプリ

キュレーションアプリとは、ユーザーの興味・関心に合わせて、ニュースなどを自動的に選別・表示してくれるアプリケーションです。

主な媒体例

  • SmartNews
  • グノシー
  • NewsPicks

キュレーションアプリに広告を出稿すると、情報感度の高いユーザーへアプローチできます。

メリット

  • 情報収集意欲の高いユーザーへ訴求できる
  • ビジネス層へのアプローチも可能
  • 記事コンテンツとの親和性が高い

広告運用のポイント

  • ニュース閲覧中のユーザーへ自然にアプローチできる
  • BtoB商材や高関与商材との相性が良い
  • 媒体ごとに利用者層が異なる。配信先の選定が重要

5.【目的別】動画広告の選び方

自社に合った動画広告を選ぶコツは、広告で達成したい目的(ゴール)を基準にすることです。

目的が曖昧な場合は、下記の順に考えると検討が効率的に進むでしょう。

  • ① 認知拡大
  • ② 商品理解促進
  • ③ 問い合わせ獲得

3パターンに分けて目的別の動画広告の選び方を紹介します。

目的① 商品・サービスの認知を広げる

自社の商品・サービスを知らないユーザーが多い段階では、広くリーチできる媒体が効果的です。

認知度向上におすすめの媒体

広告の種類 特徴
YouTubeインストリーム広告 幅広い年齢層へ配信
YouTubeショート広告 短時間で大量のリーチを期待
TikTokインフィード広告 若年層への認知拡大に強い
Instagramリール広告 SNS上の認知獲得に効果的
YouTubeマストヘッド広告 大規模な認知獲得を期待

動画を制作する際は、「興味を持ってもらうこと」を優先してみましょう。詳細な説明よりも商品名やサービス名が前面に出る構成がおすすめです。

広告の効果を確かめる際は、広告を見たユーザー数(=リーチ数)などが指標になります。

目的② 商品・サービスへの理解を深めてもらう

商品やサービスへの理解を深めてもらいたい段階は、情報量の多い動画広告やターゲティングにすぐれた動画広告を活用すべきです。

理解を深めてもらいたいときにおすすめの媒体

広告種類 特徴
YouTubeインフィード広告 興味関心の高いユーザーへ配信
Instagramフィード広告 商品やサービスの魅力を丁寧に伝えられる
Facebook動画広告 詳細なターゲティングが可能
Google動画広告 関連情報を探しているユーザーへ訴求

動画の内容は、比較検討を後押しする内容を意識してみましょう。商品の特徴やメリット、利用シーンをわかりやすく伝える映像・テロップは必須です。BtoB商材を扱う企業なら、導入事例や“実績”も盛り込んでみましょう。

商品理解促進の例

  • ビフォー・アフター:導入前後の変化を動画で伝える
  • お客様の声を紹介:利用者の感想をそのまま伝える
  • 課題解決動画:課題から導入後の変化をストーリー形式で伝える

目的③ 問い合わせや資料請求を増やす

自社の商品に興味を持っているユーザーに対しては、具体的な行動を促す必要があります。

問い合わせや資料請求におすすめの媒体

広告種類 特徴
Facebook動画広告 リード獲得との相性が良い
Google動画広告 購買意欲の高いユーザーへ訴求
YouTubeインフィード広告 比較検討層へアプローチしやすい
Instagramフィード広告 サイト誘導や問い合わせ獲得に活用

コンバージョンにつながる段階では、信頼性や導入メリットを前面に押し出した動画が効果的です。

導入事例や“お客様の声”は信頼獲得に役立ちますし、具体的な成果や実績を数字で提示する方法もユーザーの意思決定をサポートします。

「資料請求はこちら」「無料相談はこちら」などの明確なCTAも動画内に忘れずに設置しましょう。

また、遷移先ページとの連携も成果に大きな影響をあたえます。LPや問い合わせフォームに問題点がないか確認しておきましょう。動画広告の連携先も改善しておくことで、顧客の取りこぼしを予防できます。

6. 動画広告の費用相場とは?

動画広告の費用は、「動画制作費+広告配信費」で計算されます。

仮に商品・サービス紹介動画を30万円で制作して、広告配信に月額10万円の費用が発生した場合、動画広告の費用は月額40万円となります。

動画広告費が変動する理由

動画制作費 動画の内容・品質によって変動
広告配信費 媒体や配信規模によって異なる

動画広告は数万円から運用を開始できますが、成果を得るまでには一定の予算が必要です。まずは動画の種類と種類別の費用相場を確認して、次に媒体別の広告配信費を確認していきましょう。

動画制作費の相場

動画制作費の相場は、1本あたり5万円から100万円が目安です。

より高い品質を求めると、企画や撮影規模が大きくなり、演者を起用するケースも出てきます。そうした場合は制作費用が高額になる傾向があります。

動画の種類 費用相場 内訳
簡易的なSNS動画広告 5万~20万円程度 素材支給・簡易編集が中心
商品・サービス紹介動画 20万~80万円程度 企画・構成・編集
YouTube動画広告 30万~100万円程度 撮影・演出を含むケースが多い
ブランディング動画広告 80万~300万円以上 ロケ撮影やキャスティングあり
アニメーション動画広告 30万~150万円程度 モーショングラフィックスの採用
3DCG動画広告 100万~500万円以上 モデリングやCG制作を含む

ただし、広告の成果は制作費だけで決まるものではありません。「動画広告=高額」とは限らないのです。ターゲット設定や動画の構成、配信後の改善によってその成果は大きく変わります。

費用相場を考えるポイント

  • SNS向けの動画広告は比較的低予算から制作できる
  • 目的に応じて適切な制作規模を選ぶことが重要

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動画制作の相場・費用の内訳から制作会社の選び方まで!映像制作のプロが解説

広告配信費の相場

広告配信費の相場は、月額5万円から50万円です。

中小企業では、「まず月数万円からテスト配信し、成果を見ながら拡大しよう」といったように、月10万~30万円程度からスタートするケースも多いようです。

媒体 月額予算の目安
YouTube広告 10万~100万円以上
Instagram広告 5万~50万円以上
TikTok広告 10万~100万円以上
Facebook広告 5万~50万円以上
X広告 5万~50万円以上
Google動画広告 10万~100万円以上

注意したいのは、最低出稿金額が低い場合でも、成果検証まで考えるとそれ以上の予算確保が必須になる点です。

また、問い合わせ獲得を目的とする場合は、広告の媒体先だけでなくLPの改善も重要な業務となります。

動画制作費と広告費を分けて考えよう

広告費に明確な正解はないと考えられています。単純に「〇〇万円の予算を組んだから宣伝広告が成功する」というケースは滅多にありません。

動画広告を運用する際は、目的やターゲットに合わせた適切な予算を立てることが大切です。動画で伝えたい内容、制作した動画を届けたいターゲットを明確にして、自社に合った広告施策を展開していきましょう。

7. 動画広告で成果を出すポイントは4つ

動画広告で成果を出すポイントを4つ紹介します。

  • ① ターゲット設定
  • ② 動画冒頭の工夫
  • ③ 媒体に合わせた動画制作
  • ④ 配信後の分析と改善

商品・サービスの魅力を伝える方法を具体的に確認していきましょう。

① ターゲットを明確に設定する

ターゲットを明確にするとは、年齢や性別だけでなく、抱えている課題や興味・関心まで考察することです。

「20代男性」よりも「〇〇市に住む20代男性。運動不足を解消してダイエットしたい」などとまとめた方が、動画の訴求方法まで具体的に考えられるようになります。

さらに、動画の方向性が定まることで動画制作はスムーズに進行し後戻りが少なくなります。媒体選びの前に、動画広告を「誰に届けるか」を考えることで動画の成果は向上するのです。

② 最初の数秒で興味をひく

動画広告の続きを視聴してもらえるかどうかは、動画冒頭の内容にかかっています。

視聴者に「自分に関係がない」と思われると、離脱につながり効果的な訴求ができません。宣伝を成功するには、視聴者が続きを見たくなる構成が必要です。

興味をひくポイント

  • 最初の3~5秒を工夫する(インパクトのある映像、印象的な一言、課題提起など)
  • 結論を先に伝える
  • 冒頭で会社の詳しい紹介は避ける

③ 媒体ごとに動画を最適化する

視聴者に余計なストレスをあたえないことも、動画広告では大切なポイントです。スムーズな視聴を実現するために、配信する媒体のフォーマットにも注目してみましょう。

たとえば、InstagramやTikiTokは縦型動画がメインのプラットフォームです。広告動画を“縦型サイズ”に調整して出稿しなくてはいけません。

もちろん動画の内容も重要です。ユーザーが普段見ているコンテンツに、自社の動画の表現を合わせると、広告感の少ない視聴されやすい動画広告を配信できます。

動画広告では、媒体ごとにユーザーの視聴環境や行動が違います。縦型動画と横型動画を使い分けたり動画構成を変えたりして、視聴者に支持される動画を制作・配信していきましょう。

※誰に、何を、どのように伝えるかを明確にした動画の設計図のこと

なお、プラットフォームごとの適切なサイズを知りたい方は、以下の記事の「3. SNSごとの縦型動画サイズ」をご覧ください。

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企業担当者必見!縦型動画の作り方・編集のコツをやさしく解説【SNSのサイズ対応表付き】

④ 配信後の分析と改善を行う

動画広告は、配信後の改善を前提とした施策です。たとえば、冒頭部分やサムネイルを変更するだけで視聴率が改善されるケースもあります。

万が一、広告を配信しても成果が出ない場合は、ターゲティングや配信設定も見直してみましょう。視聴率などの数値を確認しながら、気になる箇所を何度か改善することが成果を高める近道です。

分析・改善でみるべきポイント

  • 広告クリエイティブ(映像、テロップ、音声など)
  • ターゲティング(性別や年齢、課題や興味関心)
  • 遷移先ページ(購入や問い合わせにつながっているかどうか)

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8. 動画広告の成功事例

企業が制作した動画広告の成功事例を4つ紹介します。動画広告を成功させるポイントを一緒に探ってみましょう。

サントリー「【コラボ】プリン勝手に食べられた妻の反撃|みっちーのアニメ×割るだけBOSSCAFE」

人気のアニメクリエイターとサントリー食品インターナショナル株式会社がコラボした「BOSS CAFE」の動画広告です。

おやつをめぐる夫婦のやり取りが、アニメーションによってコミカルに展開されていきます。YouTubeのコメント欄には、『プロモーションなのにそれを感じさせない面白さ』といった高評価のコメントが投稿されていました。

エンターテイメントとして楽しめる動画構成も特徴的で、視聴者が最後まで見たくなるストーリーが秀逸な映像作品です。

参考ポイント

  • 商品を自然に登場させている
  • SNSでのシェア・拡散を期待できる設計
  • 商品の世界観やブランドへの好感度向上まで期待できる

UHA味覚糖「コロロ『アイドルマツコ』篇」

UHA味覚糖が製造・販売しているお菓子「コロロ」の動画広告です。

有名タレントのマツコ・デラックスが起用され、冒頭からインパクトのある演出が施されています。わずか15秒の広告ですが、視聴者に強い印象を残すことで商品名や特徴を効果的に訴求しています。認知拡大を目的とした動画広告の好例です。

参考ポイント

  • 冒頭から強いインパクトをあたえる構成
  • 商品名やブランド名を視聴者の記憶に残している
  • テレビCMとWeb動画広告の双方で活用しやすい動画内容

クレア・ライフ・パートナーズ「【閲覧注意!!】気付くのが遅すぎた・・・財布の緊急手術動画!」

株式会社クレア・ライフ・パートナーズが制作した動画広告です。

※ボーダーレス制作動画

※こちらの動画には出血や流血の描写があります。血の描写が苦手な方はご注意ください

動画のタイトルに「閲覧注意」というユーザーの興味をひくためのフックが設けられています。また、「財布の緊急手術」という金融サービスの広告とは思えないストーリー構成によって、視聴維持率を高めつつ広告感を抑えています。

視聴者の注意を一瞬でひきつける「フック設計」の参考にしてみましょう。

参考ポイント

  • 動画冒頭の数秒で視聴者の興味をひく工夫
  • BtoB、BtoCを問わず活用できるフック設計の好例
  • YouTube広告らしい冒頭重視のクリエイティブ

アロンアルフア「胸キュン接着ラブストーリー『君に、くっつけ!』」

瞬間接着剤として有名なアロンアルフアを紹介する動画広告です。

接着や補修用品のアロンアルフアが、“恋をつなぐ重要アイテム”として登場するエンターテインメント性の高いショートムービーです。

ストーリーの進行とともにアロンアルフアの商品特性が明かされていく内容は、商品の特徴を自然に紹介しつつ視聴者の感情を刺激しています。

参考ポイント

  • 感情に訴える演出
  • ストーリーの中で、自然に商品の特徴を紹介
  • ブランドイメージの向上

9. 動画広告に関するよくある質問

動画広告に関するよくある質問と回答を4つ紹介します。それぞれ確認して、動画広告に関する疑問を解消しましょう。

動画広告の費用はどのくらいかかりますか?

動画広告の費用は、「動画制作費」と「広告配信費」に分けられます。費用目安は次のとおりです。

動画制作費用の目安 1本あたり数万円から100万円以上
広告配信費の目安 月数万円から配信可能

動画制作費は企画内容や動画の内容、撮影規模などによって変動します。そして広告配信費は、出稿する媒体やターゲット、配信規模によって予算規模が異なります。

動画広告を運用する際は、予算規模や達成したい目的などと照らし合わせて無理のない金額を設定してみてください。

動画広告は少額予算でも始められますか?

多くの広告媒体では数千円~数万円単位で配信設定が可能です。そのため、動画広告は少額予算でスタートできます。

以下のように、最初から大きな予算を組まない方法もあります。

  • ① 小規模でテスト配信を行う
  • ② 成果を確認しながら予算を増やしていく

動画広告の効果はどれくらいで出ますか?

動画広告の効果が出るまでの期間は、広告の目的によってさまざまです。

たとえば、認知拡大を目的とする場合は、比較的短期間で結果を確認しやすい傾向があります。一方で、問い合わせ獲得や商談創出など高い目標を設定する場合は、一定期間の運用が必須でしょう。

動画広告をはじめWeb広告の運用では、成果が出るまでに一定の期間が必要です。広告配信後も、取得したデータを基にした改善を継続して、ターゲットや商品に合った動画に改善していきましょう。

動画制作と広告運用をまとめて依頼できますか?

動画制作と広告運用をワンストップで対応している動画制作会社はあります。企画から制作、配信、効果測定まで一括して受けている会社もあります。

こうした制作会社に依頼すると、広告運用の窓口を一本化できるため、依頼主は大きなメリットを感じられるはずです。

ただし、制作会社によって対応範囲は異なります。気になる制作会社を見つけたら、ぜひ連絡を入れて担当者とコミュニケーションを取ってみてください。

動画制作をご検討中の方へ

株式会社ボーダーレスでは、企業やサービスが持つ本来の魅力・強みを、わかりやすく伝える映像制作を提供しています。
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ボーダーレスの強みや制作へのこだわりについては、ぜひ以下のページをご覧ください。

https://www.borderless-tokyo.co.jp/strength/

執筆・監修情報

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【執筆】

ボーダレス編集部 株式会社ボーダレスが運営する、動画制作・映像制作の専門メディア。最新の動画マーケティングトレンドや、効率的な制作フローなど、クライアントの課題解決に役立つ情報を発信しています。

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【監修】

取締役 / クリエイティブマネージャー
佐藤 諒

大学在学中に心理学を学び、卒業後は介護職へ就く。2017年にボーダーレスへ入社し、プロダクションマネージャー、ディレクター、クリエイティブチームリーダーを経て、2024年3月に取締役に就任。現在はクリエイティブマネージャーと取締役を兼任で務める。

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